2021年3月22日(月)、京都市立鳴滝総合支援学校・宇多野病院(京都府京都市)にて、第八回「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」をオンラインで実施しました。
今回一緒に絵を描いた京都市立鳴滝総合支援学校の児童生徒52名は、コロナ禍の影響により、この1年間ずっと不自由な学校生活を送ってきました。特に、その中の2名の児童生徒は、隣接する宇多野病院で入院生活を送り、学校の仲間たちといつも通りの交流もできずに過ごしてきました。
今回のアートプロジェクト実施の背景には、宇多野病院に入院中の支援学校の児童の1人が「コロナ禍で寂しかった今年の最後に、楽しい思い出を作りたい」と学校に呼びかけ、クラスメイトが賛同したということがあります。従来の形式のように、同じ会場で一緒に絵を描くことはできませんでしたが、「このコロナ禍だからこそ、本活動を実施する意義がある」との考えのもと、「笑顔」で過ごすひとときの交流の場となりました。
当日は、事前に児童生徒が色付けしたぬり絵と、黒田さんのライブペインティングで「笑顔のコラボアート」を完成させる新しいスタイルで実施しました。徐々に完成していく絵と黒田さんの力強いトークによって、約1時間のあいだ、笑顔の絶えないイベントとなりました。完成した大きな絵は、多くの方に見ていただけるよう、鳴滝総合支援学校と宇多野病院に展示されています。