千歳合成工場・千歳食品工場は、2009年6月、「北海道グリーン・ビズ認定制度」の「優良な取り組み部門」に認定され、登録しました。この認定制度は、北海道の環境の保全および創造に貢献する事業所を認定・登録し、その取り組みを広く北海道民に紹介すること等により、事業所における環境配慮の取り組みを促進し、もって環境と経済が調和する持続可能な北海道の創造に寄与することを目的としています。登録のメリットとしては、北海道のホームページによるPR、シンボルマークの使用等があり、その他、各種補助金の要件ともなっています。今後も、当制度の登録企業としてふさわしい活動ができるよう、ますます環境に配慮した取り組みに尽力します。
環境マネジメント
日本新薬は、人々の健康と豊かな生活創りに貢献する企業として、事業活動を通じ地球環境への負荷低減と調和に努めています。
2010年度における日本新薬の事業所(営業事業所を除く。)のCO2総排出量を、1990年度のレベル(10,569t-CO2)以下に抑制することを目標として、さまざまな省エネルギー活動に取り組みました。2009年度のCO2排出量は10,559tとなり、1990年度の排出量を下回りました。しかし、2010年度のCO2排出量は、猛暑などの影響で10,813tとなり、わずかながら1990年度の排出量を上回る結果となりました。
■適正冷暖房の取組み
日本新薬グループでは、2009年度に引き続き、国の基準に合わせた「夏季の適正冷房として28℃を下回らない温度設定に、冬季は20℃を上回らない温度設定」を実施しました。
また、クールビズやウォームビズを社員にPRするツールとして、ポスター及び胸表示プレートを各職場に配付するとともに、社内電子掲示板による啓発活動を実施しました。さらに、本社地区においては週に1回、社内放送で「昼休みの消灯」を呼びかけたほか、社員が身近に実施できることとして、「エレベータの使用を控えること」「業務時間外における機器の停止」などの活動を推進しました。
■省エネルギー設備の導入
西部創薬研究所3号館の北館の改修に伴って、高効率冷凍機を新たに採用したほか、空調設備にはインバーター装置を設置して、エネルギーの有効利用を図りました。また、研究所事務室の照明の一部に冷陰極蛍光管を使用することによって、エネルギー使用量の削減を図りました。
廃棄物の最終処分率を、2010年度までに日本新薬の全事業所の平均で1.0%以下にすることを目標に、2008年度から取り組みました。2010年度の廃棄物発生量は2009年度より増加しましたが、最終処分率は0.5%となり、目標であるゼロエミッションを達成することができました。
●北海道グリーン・ビズ制度への登録
千歳合成工場・千歳食品工場は、2009年6月、「北海道グリーン・ビズ認定制度」の「優良な取り組み部門」に認定され、登録しました。この認定制度は、北海道の環境の保全および創造に貢献する事業所を認定・登録し、その取り組みを広く北海道民に紹介すること等により、事業所における環境配慮の取り組みを促進し、もって環境と経済が調和する持続可能な北海道の創造に寄与することを目的としています。登録のメリットとしては、北海道のホームページによるPR、シンボルマークの使用等があり、その他、各種補助金の要件ともなっています。今後も、当制度の登録企業としてふさわしい活動ができるよう、ますます環境に配慮した取り組みに尽力します。
■PRTR法※指定化学物質
PRTR制度に基づき、第1種指定化学物質の年間取扱量が1t以上の事業所では、その取扱量を届け出ています。日本製薬工業協会では、排出抑制物質として、クロロホルムとジクロロメタンを掲げています。クロロホルムとジクロロメタンの取扱量は、2009年度においても、目標値(2003年度を基準として取扱量を20%削減すること)を達成した状態を維持しています。しかし、クロロホルムとジクロロメタンの取扱量は、2008度に比べれば増加していますので、なお一層の削減努力が必要です。1,2-ジクロロエタンは、その使用を極力避けるようにしており、2009年度の使用量は0kgでした。
※ 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
■PCB廃棄物の適正管理
日本新薬は、PCB特別措置法に基づいて、本社地区(京都府)および小田原総合製剤工場において、PCB廃棄物を厳重に保管しています。これらのうち、高濃度のPCB廃棄物については、日本環境安全事業(株)の早期登録制度を活用して申込みを済ませており、速やかに対応できるようにしています。
■化学物質の適正管理
化学物質を取り扱う製薬企業の社会的使命として、その適正管理は重要課題です。日本新薬では、「化学物質等の管理に関する基本規程」を制定し、「化学物質等管理委員会」を設置し、化学物質の適正管理に向けた方針を決定しています。またITを活用した化学物質関連の法規制チェックを包括的・網羅的に行うことが可能なシステムを導入し、社内で取り扱うすべての化学物質を最新の法令に従い、適切に管理する体制を構築しています。
日本新薬は、廃棄物を減らす「リデュース」を目指した包装仕様の変更に取り組んでいます。ガスロンN錠2mg、4mgおよびガスロンN・OD錠2mgについてPTPシートサイズを見直し、それぞれシートサイズを約22%縮小しました。それにより、PTPシートフィルムを2009年度は重量で1,380kg削減することができました。
2009年11月に新発売したガスロンN・OD錠4mgは、当初より縮小シートサイズで設計されています。シートサイズは小さくなりますが、医療事故防止の観点から製品名の表示はこれまで以上に大きな文字でデザインしており、より見やすくなっています。
環境負荷の大きい生産工場(千歳合成工場・千歳食品工場、小田原総合製剤工場)においては、ISO14001の認証を取得しています。2010年度は、10月に千歳合成工場・千歳食品工場、2011年2月に小田原総合製剤工場が外部審査機関による定期審査を受けました。その結果、観察事項としての指摘はありましたが、重大な環境リスクにつながる指摘はなく、両工場とも環境マネジメントシステムが適切に運用されていることが検証されました。
また、これらの第三者審査のほかに、その事業所の従業員が監査員として行う内部監査を毎年実施し、システムのスパイラルアップに役立てています。
日本新薬は、グリーン購入ネットワークに参加し、事務用品等について環境負荷の少ない製品を優先的に購入することに努めています。ISO14001を認証取得している千歳合成工場・千歳食品工場および小田原総合製剤工場では、その環境管理活動の一環としてグリーン購入を実施しています。