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当社のニュースリリースには医療用医薬品や開発品に関する情報が含まれている場合がありますが、これらは当該品のプロモーション、広告、医療上のアドバイスを目的としたものではありません。

2008年02月29日

新規肺高血圧症治療剤に関するアクテリオン社との提携について

日本新薬株式会社(本社:京都市南区、社長:前川重信)は、アクテリオン社(本社:スイス Allschwil、 最高経営責任者 Jean-Paul Clozel, M.D. )との間で、このたび新規肺高血圧症治療剤(開発記号: NS-304)に関するレター・オブ・インテント(基本契約)を締結しました。

NS-304は、当社で創製 した、経口投与後血中濃度が長時間持続するプロスタグランジンI 2 (PGI 2 )受容体アゴニスト 注1) であり、有用性の高い新規の肺動脈性肺高血圧症(PAH) 注2)治療剤となることが期待されます。当社は、英国においてフェーズⅠ試験におけるNS-304の評価を完了しており、昨年末より欧州でPAHを対象とした前期フェーズⅡ試験を開始しています。

本基本契約は、アクテリオン社が、日本を除く全世界での NS-304の開発・販売を行い、日本においては、当社とアクテリオン社の二社が共同開発・共同販売を行うことを規定するものです。

なお、両社は、今後数ヶ月以内にライセンス契約を締結する予定です。

当社社長の前川重信は以下のように述べています。

「今回の提携は、 NS-304の有用性を アクテリオン社に正当に評価していただいた結果であると大変喜ばしく思っています。 NS-304が、できるだけ早期に医療現場に供給されることによって、PAHの 患者さんの大きな福音となることを心より願っています。」

アクテリオン社の最高経営責任者 Jean-Paul Clozel, M.D.は以下のように述べています。

「私たちは、日本新薬の画期的な新薬を医療現場に届けるために、日本新薬と協力できることを大変うれしく思っています。 PAHの領域におけるアクテリオンの豊富な経験を生かし、今後のPAH治療の更なる進歩に貢献できるものと確信しています。」

アクテリオン ファーマシューティカルズ ジャパン株式会社の 田中 諭 社長は以下のように述べています。

「アクテリオン社は、肺動脈性肺高血圧症領域でのリーダーとして認識されており、日本においても PAHの患者さんに経口デュアルエンドセリン受容体拮抗薬トラクリアを提供しております。日本新薬とアクテリオンの開発チームの連携は、この有望な薬剤に対する最高の臨床開発体制となると確信しております。」

<参照>注1)「 PGI 2 受容体アゴニスト」は、血管内のPGI 2 受容体を刺激し、血管拡張作用をもたらします。

注2)「 肺動脈性肺高血圧症( PAH)」は、心肺間の動脈における血圧が異常な上昇を来たした、慢性的な疾患で、原因が不明の原発性と特定の疾患(膠原病や先天性心疾患等)に伴う二次性肺高血圧症に分類されます。