気分の不思議

女性だけの「心の休止符」をご用意ください

女性の気分と二つのホルモン

イラスト

長雨が続く梅雨どきは気分も滅入りがち。「不快指数」という言葉もあるように、湿度や気圧はヒトの気分に大いに影響を与えます。梅雨どきには気分が晴れないだけでなく、思考力や記憶力、集中力も低下し、モノ忘れや自動車事故なども増えるのだとか。こうした気候の影響のほか、女性の気分はホルモンによっても大きく揺れ動きます。とくにエストロゲン(女性ホルモン)は、脳の視床下部に作用し、本能的な感情をコントロールして心を落ち着かせる働きがありますから、これが不足するとイライラするのです。一方、月経や妊娠に関係するプロゲステロン(黄体ホルモン)が増えると体がむくんだり気分がゆううつになってきます。ですから、月経前に感情が高ぶるのも「プロゲステロンのしわざ」といえます。

“ゆううつ”を長引かせないで

女性にとってホルモンと気分の関係がより端的に現れるのは妊娠中と更年期。マタニティーブルーと呼ばれる産後のゆううつな気分も更年期のイライラなどの不定愁訴も実は急激な女性ホルモンの変動が引き金となっているといっても過言ではないのです。つまり、女性ホルモンの急激な変動が原因の「生理的な変化」。ところが問題は、この一過性の気分の変化も長引けばマタニティーブルーは「育児ノイローゼ」に、更年期の不定愁訴は子育ても一段落した主婦がおちいりやすい「空の巣症候群」など、ほんものの心の病気へと進んでしまう可能性があること。また、過度のストレスや無理なダイエットもホルモンのリズムとバランスを崩しますから、自律神経失調症や不安神経症の誘因となることがあります。

社会の変化にも揺れ動く女心

また最近の女性は仕事がらみのストレスも多く「キャリアウーマン症候群」とか「スーパーレディー症候群」という新しい心の病気も増えています。これらは文字通り、結婚より仕事とばかりにがんばってきた女性ならではの心の病気で、35歳くらいになると急に出産願望にとらわれ、気分や行動に異変がおきるというもの。この背景には女性の時代と叫ばれながらも社会のシステムはまだまだ男性主体で、男性並みの仕事をこなす女性には心身ともに大きな負担がかかっているともいえます。また、「現代女性は多様な生き方を自由に選択できる」という情報に振り回され、その通りにいかないとかえって女性たちの気分をあせらせていることはないでしょうか。家庭や職場でのストレスもこうした社会的な背景が大きく影響しているようです。

リズムに乗って心を休める

しかし、どんなに意識やライフスタイルが変わっても、女性の体は大昔から男性とは違うリズムを刻んでいます。月経前から月経中はまさに気分はブルー。ここ一番のがんばりも利きにくいもの。ところが、月経後二週間ほどは、化粧、気分、体調ともにノリのよい数日を過ごせます。そしてまた、次の月経が近づくにつれナーバスな気分・・・。個人差はありますが、一般的な女性の体と気分のリズムです。これに振り回されることなく、上手なメンタルケアをしたいものですが、気分が滅入っているときやストレス発散の何よりの方法は、家事や仕事から解放され、趣味やおしゃべりに興じる「心の休止符」。休止符もまた、なくてはならないリズムのうちなのです。

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