記憶の不思議

女性ならではの記憶術があります

モノ忘れは「検索」機能の衰えです

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ギリシャの哲学者プラントンは「記憶」とは柔らかい心に固く印象を刻むことでできる「痕跡」だと考え、その痕跡が心にあることとそれを思い出すことは別だと考えていたとか。この考えはのちに科学によって立証されましたが、私たちも経験的に知っています。「喉まで出かかっているのに・・・」というあのもどかしさ。一口に「記憶」といってもさまざまな意味があるのです。覚えるのは「学習」であり「すりこみ」。覚えているは「保持」。思い出すのは「再生」と呼ばれ、この全行程をスムーズに通過してこそ「記憶している」といえるわけです。加齢とともに衰えるのは「すりこみ(記憶力)」と「再生(想起)」機能。いわゆるモノ忘れは再生機能の衰えで、記憶のファイルから必要な情報を引き出せない状態です。

記憶の保管場所が違います

記憶は古い情報と新しい情報によって保管される場所が違います。新しい記憶とは約20秒間ほどだけ覚えているもので、今聞いた話をメモしたり人に伝えたりできるものから昨日のおかずを思い出せる程度の記憶。「エピソード記憶」と呼ばれ、コメカミあたりの「海馬」というポイントで保持します。ここは記憶力が集中し、一夜づけに力を発揮する場所ですが、最初に衰えてくるのがここ。古い情報は「側頭葉」などの大脳皮質全体で保持され「知識」として残る安定した記憶です。あらゆる記憶は新規にインプットされることから始まりますが、脳に安定して固定させるコツは繰り返しの学習。つまり、同じ刺激を与えることで「シナプス」という情報伝達の突起が伸びたり数が増えたりして、情報回路を新たにつくるのです。

女性のしなやかさには理由があります

記憶の差は個人の認識の差ともいえ、その人の個性そのもの。そして最近、記憶に男女差があることも分かってきました。つまり、男女の認識の仕方に微妙な違いがあるというもの。たとえば「表情の読み取り」では女性は単に「形の認識」だけにとどまらず、怒っているとか悲しんでいるといった心理的な意味も含め、表情のなかに秘められた感情をほとんど直感で認識できるというのです。さらに、女性は地理を読み取る能力が優れ、男性なら進行方向に地図の向きを変えないと認識できないことでも女性は逆のまま位置が確認できるというのです。言い換えれば「全体を柔軟に認識できる」というしなやかな能力。この認識の差は女性と男性の脳の構造の違いが影響しているのではないかといわれています。その違いとは、左と右の脳をつなぐ「脳梁」というパイプの太さの違い。このパイプ、断然女性の方が太く、女性は左の論理脳と右の直感脳の情報を臨機応変に行き来させ、バランスよく脳を使いこなしているのです。

女性ならではの記憶術で老化防止

太い「脳梁」をもつ女性ならこの特性をフル活用して女性ならではの記憶術を工夫してみてはいかがでしょう。要は、左右の脳を総動員して「印象を強く心に刻む」こと。情緒をともなった関心の高い事がらに関連づける方が記憶の能力を高めるのに効果があります。たとえば、数字なら意味のある言葉に変える語呂合わせ、人名ならその名から受ける風景や物、動物などに重ね合わせて覚える「イメージ記憶術」インプットする情報が多ければ多いほどシナプスが増え、想起のときのひらめきをつくります。

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