寝つき・目覚めの不思議

目覚まし時計は、体のなかにもセットできます

半分の脳で眠れたら・・・

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受験シーズン真っ只中、受験生にとっては睡魔との闘いの季節です。ところで、イルカは片方の目をあけて眠るといいますが、実は、脳も片方ずつ交代で眠るのだとか。哺乳動物であるイルカにとって睡眠で体と脳を休めることも大切ですが、水面に出て呼吸するために不眠不休の態勢で注意力を保つ必要もあります。そこで、左右の脳を交互に眠らせ、休息と注意力の両方を満たすという器用な睡眠をするのだそうです。受験生にとってはこの上なく羨ましい話ですが、人間にとって睡魔は「そろそろ休め」という脳からの警告。それを無視すると思考力、判断力、集中力が鈍ります。人間はイルカのように左右の脳を交互に眠らせ、睡眠をコントロールできないのでしょうか。

寝つきの良さと睡眠物質

一般に寝つきは若い人ほど良く、20歳代の平均入眠時間は11分、それが80歳代になるとほぼ1時間もかかります。この主な原因は昼間の活動量の低下と眠りを促す「睡眠物質」の不足と考えられます。「エンドルフィン」や「プロスタグランディン」などが眠りを促す物質ですが、エンドルフィンは一種の麻薬物質。心身の苦痛を和らげ、安らぎを得るためのいわば自然の知恵なのです。ふつう、眠りとは神経や体の機能が低下した状態と考えられがちですが、実はその逆。覚醒が体内物質を分解する状態だとすれば、睡眠は種々の物質の「合成」を受けもちます。ですから睡眠不足では免疫力が低下し、風邪をひいたり肌があれたりするのです。女性では月経前に異常に眠くなることがありますが、これはホルモンの影響であると考えられています。

寝覚めの良さと体内時計

寝覚めの良さに大いに関係があるのが睡眠のリズム。睡眠には、深い、浅い、そしてレム睡眠と呼ばれるものがあり、これらの眠りが一定のリズムで頭と体を交互に休めていることが知られています。そしてこのリズム、人間の脳にセットされた約90分周期の「体内時計」がコントロールしています。泥酔などで一見眠っているような状態でもリズムのないものは一種の意識障害で脳と体の休息ではなく、寝覚めも悪いはず。ですから、心地よい寝覚めのコツは「リズムに乗って眠る」こと。つまり、眠りの浅い状態のとき、血圧の上昇とともに自然に目を覚ますというのがよい寝覚めというわけ。このリズムは、就寝時間に多少の差はあっても起床時間を決めることで習慣化できます。要は、体内時計にも起床の時間をセットすればよいわけです。

目覚めをコントロールする

「朝起きにくい」というのはたいてい低血圧の女性。たしかに血圧が低いと全身に血液がめぐりにくく体温も上がりにくいため、いさぎよく床を離れられないものですが、こういう女性こそ体を動かし、血圧と体温を上げる努力が必要。飛び起きるのではなく床のなかで手足を動かし、ノビをするだけでもよいのです。筋肉の刺激はまた、脳を刺激し、何よりの覚醒効果が得られます。ところで、不眠を訴えるのは男性より女性の方が多いのだとか。一概にはいえませんが「不眠症」のほとんどは寝つきと寝覚めの悪さへの不満が原因とか。快適な寝つき・寝覚めこそ快眠の鍵といえます。イルカほどではないにしても、ヒトにとっても睡眠は、ある程度コントロールできそうです。

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