尿の栄養

健康な美しさは尿にも出ます

無菌の尿は美しい

イラスト

登山家の今井通子さんは、かつて女性として初のマッターホルン北壁登頂に成功した時「トイレはどうしてました?」とインタビューを受けたそうです。その時の答えは「霧となって消えました!」。当時東京女子医大の学生だった今井通子さんのロマンチックな表現です。後に尿とは縁の深い泌尿器科の医師となって「健康な尿は無菌でキレイ」という考えはますます強固なものになったとか。たとえば、山などでケガをして傷口を洗う時、ほかに無菌の液体がなければ尿を使うといいますし、自分の尿を飲む「尿療法」という健康法もあるほど。体内の水分調節、老廃物の掃除、微量なホルモンの調節をしながら体を巡って排泄される尿ですから、いわば健康のバロメーター。栄養を含む体の様子を伝えてくれます。

頻尿、変尿を放置しない

ふつう、大人で一日平均五回ほど排尿し、量は大体1,500シーシー。これより回数や量が多いとか少ないからといって、すぐさま病気だというわけではありませんが、とくに水分を取り過ぎたとか緊張する出来事があったとかの理由もなく、頻尿になったり排泄量が異常と思えるくらい多い時は要注意。その上喉が乾けば糖尿病、出にくいのに回数が増え、残尿感もあるなら膀胱炎や尿道炎が心配です。また、量が少ない上に濁つたり血が混じったりすれば、腎臓の病気が疑われます。そのほか、更年期以降の女性では、夜中に何回もトイレに行き、排尿後絞られるような痛みを下腹部に感じることがあります。膀胱炎とよく似た症状ですが、女性ホルモンの減少が原因の場合がありますから、まずは専門医の診察を。

むくみに塩分はタブーです

膀胱炎は、腸内の細菌が尿道から膀胱へと侵入して炎症をおこすもので、尿道が短い女性に多い病気。膀胱内で細菌が繁殖すると血尿が出て排尿がつらくなります。そんな場合には刺激の強い食べ物を控え、番茶や牛乳などの水分を十分とり、利尿に努めてください。ただし、利尿効果が高いとはいえ刺激の強いコーヒーは控え目に。ほかに、スイカやキューリ、トウモロコシなど夏ならではの食べ物も利尿を促進します。一方、腎臓病の代表的なものの一つ「急性腎炎」の場合には、腎臓への負担を軽減するため水分は控えます。尿が出にくい、体がむくみ指輪や靴がきつくなるという症状からはじまり、顔が腫れぼったくなり血圧が上昇してくれば、腎臓の病気が疑われます。食塩を一日3グラム程度に抑え、肉や魚などのたんぱく質も控えます。ただし、炭水化物や脂肪などからエネルギーは十分とって、体力の維持を心がけてください。

きれいな尿のために

「慢性の腎炎」の場合にはバランスよく食べるという以外には、とくに食事療法は必要ありません。ただし、顔や足がむくんでくるとか血圧が高くなってくれば塩分を控えるのは急性の場合と同じ。また、尿にたんぱくが多量に出るネフローゼ型の場合なら尿中に排泄されたたんぱく質を補うために肉や魚、大豆製品などの良質のたんぱく質はふつうに食べてください。ただし、この場合でも腎機能が低下していれば、たんぱく質は一日30グラムから50グラム程度が目安です。そこで、夏の「利尿ジュース」をご提案。

利尿ジュース
スイカとトマトをジューサーまたはミキサーでジュースにして毎朝お飲みください。スイカは利尿を、トマトは夏ばてや疲労回復に一役買います。

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