骨髄異形成症候群の種類

MDSは、骨髄中の芽球の割合や異常な血液細胞の種類に応じて分類されます。

WHO分類(2008年版)

名称 末梢血液中の芽球の割合 骨髄中の芽球の割合 特徴
 
不応性貧血(RA) <1% <5% 赤血球系のみの異常
不応性好中球減少症(RN) <1% <5% 	白血球系のみの異常
不応性血小板減少症(RT) <1% <5% 血小板系のみの異常
環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS) <1% <5% 「環状鉄芽球」が増えている
多血球系異形成を伴う不応性血球減少症(RCMD) <1% <5% 複数の系統で10%以上の異形成あり
芽球増加を伴う不応性貧血-1(RAEB-1) <5% 5~9% 「芽球」が増えている
芽球増加を伴う不応性貧血-2(RAEB-2) 5~19% 10~19% 「芽球」が増えている
分類不能MDS(MDS-U) <1% <5% いずれにも当てはまらないもの
5q-症候群(5q-syndrome) <1% <5% 5番染色体に「5q-」という異常がある

FAB分類

FAB分類は1982年に発表され、その後の医学の進歩を受けて2001年にWHO分類が提唱されるまで、広く用いられてきた分類法です。

名称 末梢血液中の芽球の割合 骨髄中の芽球の割合 特徴
 
不応性貧血(RA) <1% <5% 主に赤血球系の異常
鉄芽球性貧血(RARS) <1% <5% 「環状鉄芽球」が増えている
芽球増加を伴う不応性貧血(RAEB) <5% 5~9% 「芽球」が増えている
慢性骨髄単球性白血病(CMMoL) <5% <20% 末梢血液中の単球が1,000/μL以上
移行期RAEB(RAEB-T) ≧5% 20~29% 急性白血病に近い状態
WHO分類とFAB分類の大きな違いは、WHO分類では、(1)芽球が20%以上のときに急性白血病と診断すること、(2)CMMoLをMDSから除外したことです。
骨髄異形成症候群について
骨髄異形成症候群の治療について

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