『今月の花』

9月の花

タッカ・パルマータ

Tacca palmata Blume(Taccaceae/タシロイモ科)
タッカ・パルマータ
タッカ・パルマータ

※画像の部分をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。

タッカ・パルマータはタイ、フィリピンからニューギニア西部の島々まで広く分布するタシロイモ科の多年草です。この植物の特徴は、種小名のpalmataからもわかる掌状の葉です。

タッカ・パルマータの花序は、同属で時々栽培されるタッカ・カントリエリ(T. chantrieri、通称「ブラック・キャット」)と同じように基部の葉の間からのびます。カントリエリが花序の先端を曲げて横向きに咲くのに対して、パルマータは上向きのまま花を咲かせます。また、カントリエリにはネコの髯を思わせる、不稔の花が変化した器官がありますが、パルマータにはありません。花々の基部にある総苞片は4枚で2枚は花よりも上に出てきます。花は上下の総苞に挟まれているので、いつ開花するのか容易にわかりません。果実はまだできたばかりですが、赤色の液果になるということです。

タッカ・パルマータの種子と同時に、タシロイモ(T. leontopetaloides)の種子も入手することができました。パルマータやカントリエリは茎が肥大し、年中生長を続けますが、タシロイモは地中に芋を作り、時期が来ると芋だけを残して休眠してしまいます。このためか、タシロイモはパルマータよりも生長が遅いのですが、開花したらご紹介したいと思います。

  • タッカ・パルマータ
    タッカ・パルマータ
  • タッカ・パルマータの花
    タッカ・パルマータの花
  • タッカ・パルマータの果実
    タッカ・パルマータの果実
  • タッカ・カントリエリ
    タッカ・カントリエリ
  • タシロイモ
    タシロイモ

※画像の部分をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。

|  バックナンバー 植物図鑑DBトップ  |

日本新薬ホームページ トップページへ