『植物の話あれこれ』

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トウキ

Angelica acutiloba Kitagawa(Apiaceae/セリ科)
トウキ
トウキ

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女性を美しくする薬草「トウキ」 

本植物の根を乾燥したものが、婦人薬として有名な生薬「当帰」である。昔、婦人病になってやつれはて夫に浮気されて去られてしまった婦人がいた。彼女は人づてに聞いてこの薬を飲んだところ、病がすっかり治って元気になったばかりか、前よりも美しくなった。それを伝え聞いた浮気していた夫が妻のもとへ帰ってきたということである。

このようなエピソードから「(夫)当帰」(夫、まさに帰る)という名前がつけられたといわれている。 「当帰」は、体を温め婦人のホルモン分泌を調整する作用があり、婦人の一切の諸病(冷え症、貧血症、腹痛、生理痛、生理不順、血行不順など)の要薬と言われている。

また、根だけでなく葉も、体を温める作用があることから浴湯料として用いられる。また成熟果実を焼酎につけて造った「トウキ酒」は、これを飲用すると、血行が良くなり体が温まり力がつく、ということである。

学名(属名)のAngelicaはギリシャ語のAngelicos、ラテン語のAngelus(共に「天使」を意味する)から、病気をなおしてくれる天使のような植物という意味で名づけられたとのことである。
(「プランタ」研成社発行より)

  • トウキの花
    トウキの花
  • 生薬当帰(トウキの根)
    生薬当帰(トウキの根)

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