『植物の話あれこれ』

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ヒハツモドキ

Piper retrofractum Vahl(Piperaceae/コショウ科)
ヒハツモドキ
ヒハツモドキ

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沖縄のコショウ「ヒハツモドキ」

沖縄では、この植物の種子を粉末にしたものを「ヒハチコ」と呼び、コショウの代用として用いられている。琉球料理には欠かせない香辛料で、特に山羊料理や豚料理の調味料として重要である。また、そばに振りかけたりする。沖縄では薬用としても使われ健胃整腸や食欲増進に用いられる。

中国では、ヒハツモドキの茎葉を生薬「山蒟(サンク)」と呼ばれ、風邪や、リウマチによる痛み、腰や膝の機能不全、筋肉萎縮、咳による呼吸困難、打撲傷や毒蛇による咬傷を治すのに用いられる。

ヒハツモドキは東南アジア、マレーシア原産のつる性の低木で、長さ2~4mになる。沖縄では各地で栽培されている。写 真に見られるように、果穂は、円筒状で、下方から上方に向かって細くなり、長さ3cm、幅6~7mmである。果 実は球形で赤く熟し、径1.5mmぐらいである。なお、学名(属名)の"Piper"は、「コショウ」のラテン語名である。

(「プランタ」研成社発行より

  • ヒハツモドキの成熟果実
    ヒハツモドキの成熟果実
  • ヒハツモドキの花
    ヒハツモドキの花

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