『今月の花』
7月の花
ヒメツバキ
Schima wallichii (DC.) Korth.(Theaceae/ツバキ科)※画像の部分をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。
ヒメツバキは日本の南西諸島から東ヒマラヤ、東南アジアまで広く分布する高木です。当館の木はまだ小さく高さ3mもありませんが、最大では40mにもなります。地域によって大きさや生態などに様々な変異があり10種以上に分けられていましたが、現在は南西諸島からヒマラヤに分布するヒメツバキと、東南アジアに分布する亜種のsubsp. noronhaeの2つだけにまとめられています。ヒメツバキは別名イジュとも呼ばれ、これは沖縄での呼称です。
ヒメツバキの花は枝の先端にたくさんつきます。枝によっては花が出た後に新たな枝を伸ばすところもあります。当館ではナツツバキからやや遅れて咲きますが、ナツツバキと比べると一つ一つの花はやや小さいものの枝に固まって咲くので、ヒメツバキの方が木全体としては豪華な感じがあります。
ヒメツバキの材は堅く緻密なので建築材や家具材として利用されます。中国では葉を腸炎や細菌性の下痢に用い、根皮を腫れ物に外用します。
※画像の部分をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。














