WORK & PEOPLE PV職WORK & PEOPLE PV職

私がやること

エビデンスの創出や疾患啓発を通して、患者さんの利益を最大化させる。エビデンスの創出や疾患啓発を通して、患者さんの利益を最大化させる。

KOGISHI KAREN 小岸 かれんKOGISHI KAREN 小岸 かれん

医薬安全管理部 2021年入社 薬学科 修了医薬安全管理部 2021年入社 薬学科 修了

KOGISHI KAREN 小岸 かれんKOGISHI KAREN 小岸 かれん

独自の道を選んだ理由 REASON独自の道を選んだ理由 REASON

自分の手で医薬品をつくるだけが、健康への貢献じゃない。育薬を通して、届けるべき人にくすりを届けたい。自分の手で医薬品をつくるだけが、健康への貢献じゃない。育薬を通して、届けるべき人にくすりを届けたい。

祖父が薬剤師をしていたことや、私自身が持病の治療のために病院に通いながら薬剤師さんと関わる機会が多かったことから、自然と薬剤師を志すようになりました。薬学部に進学後、大学2年生の時に母親が病気になってしまい、くすりの副作用が暮らしに大きな影響を与えることを実感。「くすりを届ける仕事も素晴らしいけれど、私はくすりの安全性を支える人になりたい」と価値観が変化していきました。その想いを実現できる職種を探していくうちに、くすりの安全性の情報管理に携わるファーマコヴィジランス(PV)職に関心を持つようになり、製薬会社を中心に就職活動を進める中で、難病や希少疾患に注力している日本新薬に惹かれました。患者さん第一で考えているこの会社なら、くすりの適正使用の推進を通して、副作用で悩む人を減らせるのではないかと考えました。そして、選考においてPV職(信頼性保証職)の方が熱心に話を聞いてくださる姿勢をみて、ここでならしっかりサポートもしていただきながら成長し、患者さんに貢献できるのではないかと思い、入社を決めました。

挑戦と成長 CHALLENGE挑戦と成長 CHALLENGE

市民公開講座を開催し、患者さんとご家族の方が、話し合えるきっかけを生み出す。市民公開講座を開催し、患者さんとご家族の方が、話し合えるきっかけを生み出す。

日本新薬に入社した私は、希望通り医薬安全管理部に配属してもらうことができ、PV職(信頼性保証職)として一歩を踏み出しました。この部署は、医療機関と接点を持つMRや開発担当者から自社医薬品の安全性情報を収集し、評価した上で、規制当局であるPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)へ報告を行い、提携企業への情報共有を行います。また、収集した情報をもとに必要に応じて医薬品の適正利用のための対策を講じ、医療現場にフィードバックするという役割を担っています。特に、私が意識しているのは「スピード」と「正確性」。収集した情報は、PMDAや提携企業に、定められた期限内に報告する義務があります。ひとつの報告遅延が企業としての信頼性低下にもつながりかねないため、関係各所と連携をとりながら迅速に仕事を進めています。ただ速ければいいというわけではなく、目の前の情報の中には、患者さんの人生を左右する事柄が含まれているかもしれません。だからこそ「業務の先には患者さんがいる」ことを肝に銘じ、一つひとつのデータに向き合っています。

前向きになれる情報を伝えていくことで、人々の健康に貢献し続けたい。前向きになれる情報を伝えていくことで、人々の健康に貢献し続けたい。

くすりの安全性情報は、部署全体を合わせると一年に一万件ほどの件数が集まります。日々期限を意識しながら仕事を行うことにプレッシャーを感じることもありますが、そんな環境で働くことで、優先順位をつけて主体的に物事を進める力を養うことができました。ミスが許されない業務を担当しているものの、この部署はいつも和やかな雰囲気で、協力しあう空気が息づいています。私の一つ下の後輩も同じ部署に入ってきていて、会社として新しい風を取り入れようとしています。また、日本新薬はフレックスタイム制を導入しているため、早朝に出社し夕方に帰社するという柔軟な働き方も可能です。私も仕事を早めに切り上げて、趣味のトロンボーンのレッスンに通うなど、オンオフを切り替えながら仕事ができています。私は今、肝類洞閉塞症候群の治療薬である「デファイテリオ」の副担当をしているのですが、いつかは、主担当として品目を任されるようになることが目標。そしてこれからも、周りの人と関わりながら知識を吸収することで、「困ったら小岸に相談しよう」と思ってもらえるような人として活躍したいです。

MA職という仕事 ABOUTMA職という仕事 ABOUT

満たされていない医療ニーズを知り、データ創出と情報発信を推進。満たされていない医療ニーズを知り、データ創出と情報発信を推進。

PV職(信頼性保証職)は、くすりによって患者さんに生じた有害事象情報をMRや開発担当者などと連携して収集し、適切に評価した上で、規制当局であるPMDAに報告しつつ、提携企業へ情報を共有し、医療現場へフィードバックする役割を担っています。縁の下の力持ちとして、医薬品の適正使用に貢献できる仕事です。

「MA職」を紐解く4つのキーワード「MA職」を紐解く4つのキーワード

1

有害事象情報の収集

MRや開発担当部門、くすり相談担当部門、メディカル部門などさまざまな部署からの報告を通して、国内外の自社医薬品の安全性情報を収集します。適切な評価・報告のため、周りの協力を得ながら、迅速に情報を収集することが求められます。

2

情報の評価

収集した情報について、実際に起きた事象とくすりに因果関係があるのかを評価します。また、予測性(医薬品の添付文書に書かれている既知の事象なのか否か)、重篤性(事象は重篤か非重篤か)などを確認します。

3

PMDAや提携企業への報告

事象とくすりの因果関係が認められた情報について、特定の要件に該当する場合はPMDAへ報告します。また提携企業への情報共有を行います。

4

医療現場へのフィードバック

集積した情報をもとに医療関係者への注意喚起が必要と判断した場合は、医薬品の添付文書を改訂するなどの対策を講じます。くすりの適正利用のために、正確な情報を現場へ届けていきます。

松岡孝一さんに質問 QUESTIONS松岡孝一さんに質問 QUESTIONS

Q. 大学(大学院)では、どんなことを勉強していましたか?
くすりの体内動態に影響を与える因子について検討を行う、母集団薬物動態解析を行っていました。データの解析に苦労しましたが、学会発表や論文作成を行ったことは、自分にとって大きな励みとなりました。
Q. 採用面接では、どんなことを話しましたか?
大学での研究内容や、薬局のアルバイトで業務改善に取り組んだことや、サークルでマンドリンという弦楽器にチャレンジしたことについて話しました。また、多くの製薬会社がある中で、なぜ日本新薬で働きたいかについても話しました。
Q. 入社前に「これを準備しておくといい」ということはありますか?
大学での研究活動にしっかりと向き合うことだと思います。研究内容が入社後の仕事に直結しなくても、研究への取り組み方は入社後も変わらず活きてくると思います。また、自分の強みや弱みについて認識しておくことが大切だと思います。
Q. 配属先が決まって、いちばんはじめに担当した仕事は?
「デファイテリオ」の国内症例のデータベースへの入力、評価です。
Q. 仕事で行き詰まったときは、どうしますか?
自分ひとりで抱え込まずに、先輩や上司に相談します。その際は、ある程度自分の考えを持って具体的に相談するように心がけています。また、プライベートな時間では友人と話したり読書をしたりすることで、オンオフを切り替えてリフレッシュするようにしています。
Q. プライベートでは、どんな風に過ごすことが多いですか?
友人と外で遊んだり、読書や楽器演奏をしたりして過ごすことが多いです。また、京都人の京都知らずで、今まで寺社仏閣にはほとんど行ったことがありませんでしたが、最近御朱印集めをきっかけに足を運ぶようになりました。
Q. 入社してよかったと思うのは、どんな時ですか?
日々仕事をしていて思います。コロナ禍入社ということもあり配属前は不安でいっぱいでしたが、仕事中はもちろん、ちょっとした雑談の中でも、先輩や上司に気にかけていただいていると感じることが多々あり、安心して仕事に取り組むことができます。また、若手でもさまざまな業務に携わることができ、「必要とされている」「成長している」という実感から楽しんで仕事ができています。
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