WORK & PEOPLE MA職WORK & PEOPLE MA職

私がやること

エビデンスの創出や疾患啓発を通して、患者さんの利益を最大化させる。エビデンスの創出や疾患啓発を通して、患者さんの利益を最大化させる。

MATSUOKA KOICHI 松岡 孝一MATSUOKA KOICHI 松岡 孝一

メディカルアフェアーズ統括部/メディカルプランニング部 一課 2020年入社 生命工学専攻 修了メディカルアフェアーズ統括部/メディカルプランニング部 一課 2020年入社 生命工学専攻 修了

MATSUOKA KOICHI 松岡 孝一MATSUOKA KOICHI 松岡 孝一

独自の道を選んだ理由 REASON独自の道を選んだ理由 REASON

自分の手で医薬品をつくるだけが、健康への貢献じゃない。育薬を通して、届けるべき人にくすりを届けたい。自分の手で医薬品をつくるだけが、健康への貢献じゃない。育薬を通して、届けるべき人にくすりを届けたい。

小さい頃から「人々の健康に貢献したい」と夢見ていた私は、大学で医薬品や食品に関連のある生命工学を学び、骨粗鬆症の発症機序や予防法について研究していました。将来は医薬品の研究者になりたいと考えていましたが、大学院への進学をきっかけに私の進路は大きく変わりました。博士課程でドイツへ留学し、農薬に関する研究に携わったり、グローバルマインドやダイバーシティに関する研修を受けたりする中で、自分の手を動かして実験することだけが、患者さんに医薬品を届ける方法ではないと考えるようになりました。そこから、創薬以外の仕事を調べていくうちにメディカルアフェアーズ(MA職)という“育薬”に関わる職種に興味を抱き、これこそが自分の進むべき道と思い、就職活動に臨みました。しかし、新卒でMA職を採用している企業は、日本国内にごくわずかしかありません。そんな中で、日本新薬にMA職の募集があることを知り、さらに、たったひとりの患者さんのために最適な医療を届けるという熱意とビジョンを持っているところに魅力を感じました。ここでなら、やりがいとプライドを持って働けると思い、入社を決意しました。

挑戦と成長 CHALLENGE挑戦と成長 CHALLENGE

市民公開講座を開催し、患者さんとご家族の方が、話し合えるきっかけを生み出す。市民公開講座を開催し、患者さんとご家族の方が、話し合えるきっかけを生み出す。

私は念願のMA職として、肺高血圧症の疾患啓発活動や、患者さんへの支援活動、日本新薬が開発した治療薬「セレキシバグ」の医療価値を至適化するためのエビデンスの創出・発信などに取り組んでいます。肺高血圧症は、患者さんが国内にわずか数千人という希少・難治性疾患。治療薬がなかった時代は、数年で半数の方が亡くなってしまう病気でしたが、近年は治療薬の登場など、医療の進歩に伴って予後が改善しています。しかし、肺高血圧症と診断された患者さんは、Webなどで「5年生存率」という言葉や、少し古いデータを目にすることで大きなショックを受けてしまったり、希少疾患であるがゆえに家族や友人など周囲の理解を得られにくかったりするなど、身体的にも精神的にも負担を感じているということを知りました。そこで「肺高血圧症の正しい状況やメンタルケアの方法などをお伝えしたい」「患者さんとご家族の方が話し合う機会をつくりたい」と強く思うようになり、自分たちで一から企画を立ち上げ、市民公開講座を開催しました。

前向きになれる情報を伝えていくことで、人々の健康に貢献し続けたい。前向きになれる情報を伝えていくことで、人々の健康に貢献し続けたい。

市民公開講座では、専門医と看護師の先生にご講演いただき、肺高血圧症は「亡くなる病気」から「ともに生きていく病気」に変わりつつあることや、患者さん自身の心のセルフケアと周囲のサポートの大切さについて解説していただきました。視聴された患者さんやご家族からは、「予後不良の認識だったため、現在の状況を根拠とともに示していただいたことで安心につながりました」「家族として、どのように支援していけばいいのか参考になりました」などの声をいただくことができました。日々、病気と向き合っている患者さんやご家族の方に、少しでも前向きに治療と向き合っていただくきっかけをつくれたと実感でき、とても嬉しい気持ちになりました。これからも、患者さんの気持ちに寄り添いながら不安や疑問を解消し、新たな一歩を踏み出せるような機会を届けていきたいです。

MA職という仕事 ABOUTMA職という仕事 ABOUT

満たされていない医療ニーズを知り、データ創出と情報発信を推進。満たされていない医療ニーズを知り、データ創出と情報発信を推進。

メディカルアフェアーズという職種は、自社のマーケティングやプロモーションからは独立した立場として、医療の質の向上と患者利益の最大化を目指すことを使命としています。担当する疾患における正しい情報をより多くの方に届けるために、自らプランを立て、エビデンスの創出や情報発信を行います。

「MA職」を紐解く4つのキーワード「MA職」を紐解く4つのキーワード

1

アンメット・メディカル・ニーズの把握

まだ有効な治療法がない疾患に対する医療ニーズの情報を収集、分析します。社外の医科学専門家との医学・科学的交流、アドバイザリーボード会議、論文や学会情報などを通して、幅広く情報を集めます。

2

メディカル・プランの作成

ギャップ分析の実施、エビデンス創出に関する戦略の作成、パブリケーションプラン作成など、メディカル・ニーズを満たし患者さんの治療を最適化するためのプランを作成します。

3

エビデンスの創出

メディカル・プランを実現するために必要な医療データを収集、分析し、科学的なエビデンスを構築します。

4

医学・科学的情報の発信、提供

創出したエビデンスを含む医学・科学的情報を関係医療機関に適切に発信、提供します。患者さんやその関係者への情報提供も行います。

松岡孝一さんに質問 QUESTIONS松岡孝一さんに質問 QUESTIONS

Q. 大学(大学院)では、どんなことを勉強していましたか?
修士課程までは、動物モデルや培養細胞を用いて骨粗鬆症や歯周病の発症機序や予防法について、博士課程では、ドイツの大学院に留学し、農作物などに被害を与える微生物である植物寄生性線虫の寄生メカニズムとその防除方法について研究していました。
Q. 採用面接では、どんなことを話しましたか?
研究活動や留学を通じて培った自分の経験やスキルが、なぜメディカルアフェアーズの仕事に活かせるのか、論理立てて話すように心掛けました。また、自分のキャラクターを知っていただけるようなエピソード・伝え方を意識しました。
Q. 入社前に「これを準備しておくといい」ということはありますか?
研究活動でもプライベートでもいろいろなことに挑戦し、多様な価値観に触れると良いと思います。他人からさまざまな考え方を学ぶことは、職場での人間関係の構築や、業務を行う上で大切な広い視野や多角的な視点の形成に役立つと思います。
Q. 配属先が決まって、いちばんはじめに担当した仕事は?
「セレキシパグ」の慢性血栓塞栓性肺高血圧症への適応追加に向けて、医療機関などからの問い合わせ対応のためのFAQの作成を行いました。
Q. 仕事で行き詰まったときは、どうしますか?
先輩や上司に相談します。皆さんバックグラウンドや得意分野が多様で経験豊富なので、相談してみると意外とシンプルに解決できたり、自分では考えつかないようなアイデアに助けていただいたりすることも多いです。
Q. プライベートでは、どんな風に過ごすことが多いですか?
仲の良い同期と一緒にサンガスタジアムにサッカーを観に行ったり、ゴルフに行ったりしてリフレッシュしています。
Q. 入社してよかったと思うのは、どんな時ですか?
気の合う同期と出会えて、部署を越えて仲良くなれたことです。また、フレックスタイム制度やテレワーク制度のような働く環境や福利厚生面でも恵まれていると感じています。あとは、医薬品会社に入社して人々の健康に貢献することが夢だったので、成果が出た時や、患者さんや医師のお役に立てたと実感できた時は嬉しく思います。
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