営業

営業基本方針

<Mind>Integrity(誠実・真摯)

  • 私たちは、患者さん目線で行動します。
  • 私たちは、薬剤の適正使用に努めます。
  • 私たちは、何事においても真摯に取り組みます。
<Mind>Integrity(誠実・真摯)のイメージ

医薬品業界では2019年に、『医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン』が施行されました。今後も社会から信頼され続けるために、一人ひとりが常にIntegrity(誠実・真摯)の精神で活動します。

<Action>Contribution(貢献)

  • 私たちは、患者さんやその家族に寄り添い最適な情報提供に努めます。
  • 私たちは、希少疾病の啓発活動に努めます。
  • 私たちは、エリア特性やニーズに応じた医療連携の発展に努めます。
<Action>Contribution(貢献)のイメージ

私たちは、患者さんへのContribution(貢献)を第一に考え活動します。患者さんへのContribution(貢献)を高めるために、自社医薬品の適正使用における情報を医療従事者へ伝達していきます。

<Goal>Satisfaction&Smile(満足と笑顔)

  • 私たちは、患者さんやその家族にSmileを提供します。
  • 私たちは、医療のパートナーとして、医療従事者にSmileを提供します。
  • 私たちは、人々の健康と豊かな生活創りに貢献します。
<Goal>Satisfaction&Smile(満足と笑顔)のイメージ

私たちは患者さんとその家族のSatisfaction(満足)やSmile(笑顔)のために活動します。そして、『人々の健康と豊かな生活創りに貢献する』という経営理念を実現するために活動します。

2022年度の概況

2022年度は、自社創製品である肺高血圧症領域のウプトラビと小児神経内科領域のビルテプソを最重点戦略品目とし活動しました。専門医に対する情報提供だけでは潜在化している患者さんに薬剤を届けることができないため、非専門医に対する疾患啓発および医療連携の活動も実施し、一刻も早く患者さんが最適な治療を受けられるよう取り組みました。
新製品に関しては、2022年に小児神経内科領域で、国の指定難病であるドラベ症候群に伴うてんかん発作治療剤フィンテプラの販売を開始しました。ドラベ症候群の治療剤としては10年ぶりの新薬であり、多くの患者さんに待ち望まれていました。また、2023年3月に婦人科領域で、鉄欠乏性貧血治療剤モノヴァーの販売を開始しました。貧血の患者さんの多くは、症状でつらい時間を過ごされながらも、貧血は当たり前の疾患と思い込み、我慢することを選択され、治療するというオプションを持っていないという現状があります。両薬剤とも患者さんのニーズに合致し、社会的使命を果たす役割が大きな薬剤であることから、2023年度は早期の市場浸透を実現します。
肺高血圧症領域では2022年4月から患者さんサポートプログラム“シェルパ”を開始しました。“シェルパ”は、専門トレーニングを受けたプログラム専任看護師が、電話により定期的なサポートを実施するプログラムで「日常の悩みや不安を境遇の分かる人に聞いてもらえて、気持ちが楽になった」・「診療と診療の間に生じた病気や薬剤の疑問に対して、正しい知識を教えてもらえるのでうれしい」などの声が届いています。2023年度も患者さんに寄り添ったプログラムの提供を進めます。

2023年度の取り組み

情報提供活動強化に向けた人財の育成

MR人財

MRによる質の高い情報提供活動を実施するために、患者さん一人ひとりの背景や価値観、治療における課題を理解した上で、自社製品が医師や患者さんにもたらすベネフィットを伝える、課題解決型ディテールのトレーニングを2021年度より継続して実施しています。2023年度はOJTの主体者である営業所長に対する研修とロールプレイング研修に注力し、問題解決型ディテールのさらなる向上を推進します。
また、各支店にエリアマーケティングの主体となるエリアプロダクトマーケティング(aPM)部員を配置しています。MRは全品目を担当していますが、aPM部員は専門製品に特化していることから、MRとaPMの同行により相乗効果が出せる体制を整えています。
※MR(Medical Representative:医薬情報担当者)

デジタル人財

2023年度よりデジタル業務の拡充とさらなる強化を目的にデジタルソリューション部を新設しました。本社のプロダクトマーケティング部と連携し、デジタルコンテンツを制作・配信することでデジタルを活用した情報提供活動を強化します。デジタルコンテンツは市場を拡大させる疾患啓発から薬剤選択に必要な自社製品のエビデンス紹介、薬剤導入後に適正使用いただくための副作用対策まで、課題と目的に応じたコンテンツを拡充します。そして、配信データを解析してPDCAサイクルを回すことで、医療関係者が必要な時に、必要な情報を入手できるデジタル活用を推進します。
また、すべてのデジタルコンテンツはMRがiPadで情報提供できるようシステム構築し、MR活動とデジタルを組み合わせた質の高い情報提供を実施できる体制を整えています。

疾患啓発の取り組み

日本新薬の注力領域の中でも難病・希少疾患は、患者さんの概要や気を付けるべき症状、治療法についての情報が少ないことが多く、医療関係者や患者さん自身への情報提供が重要です。MRが対面で医療関係者と情報交換を行うほか、Webサイトなどのデジタル媒体での情報提供にも力を入れています。必要な方へ必要な薬が一刻も早く届くよう、疾患啓発の取り組みを通して治療が必要な患者さんにアプローチしていきます。
また、各支店に配置されている領域別のaPM部員が、各エリアの状況に応じて地域特性に合った疾患啓発の取り組みをMRとともに進めています。医療関係者に対して担当領域における専門的な情報提供や症例ベースで収集した情報をもとに患者さんの困っている問題を的確に把握し、その問題解決に向けた取り組みを推進していくことがペイシェント・セントリシティにつながると考えています。営業部門が一つのチームとして連携して医療関係者や患者さんが抱える問題へ的確にアプローチすることで、信頼される存在を目指します。