よくある質問

よくある質問よくある質問

レイノー現象への対策として、どんな点に注意をすれば良いですか?

レイノー現象は寒冷刺激によって生じるため、症状を生じないようにするためには、体を冷やさないことが重要です。冬など、気温が低いときは部屋全体を温めましょう。
また、外出時にはマフラーや手袋で防寒対策を行いましょう。夏など、気温が高いときには部屋が冷えすぎないよう注意しましょう。炊事など水を扱うときは、できるだけぬるま湯を使うと良いでしょう。また、禁煙を心がけましょう。

強皮症の診断は、血液検査だけで確定されるのですか?

強皮症かどうかは、問診や診察、血液検査など、さまざまな角度から確認を行い、専門医が最終的に診断しています。

強皮症の治療において、医療費の軽減についてサポートする制度はありますか?

強皮症は国の定める指定難病の一つであり、医療費助成制度が設けられています。「重症度分類等」に照らして症状の程度が一定程度以上の場合にこの制度の対象となり、医療費の自己負担額が軽減されます。所得などによって自己負担額は変わってくるため、詳しくはお住まいの地域の都道府県窓口や保健所にご相談下さい。

強皮症に伴って肺高血圧症になったとき、強皮症の主治医が肺高血圧症も診てくれるのですか?

強皮症の患者さんは、一般的に膠原病内科やリウマチ科、皮膚科などの診療科で治療を受けていることが多いと思われます。肺高血圧症と診断されると、強皮症の主治医を中心に循環器内科などの先生とともに、チームとして診てくれます。気になることがあれば、まずは強皮症の主治医に相談しましょう。

強皮症の患者さんは、肺高血圧症になりやすいですか?

強皮症の患者さんでは、一般集団に比べて肺高血圧症を発症する割合が高いということが知られており、5%の患者さんが肺高血圧症を発症すると言われています。
そのため、肺高血圧症を早く見つけ、少しでも進行を遅らせるために、スクリーニングを受けることが推奨されています。

強皮症の患者さんが肺高血圧症を予防する方法はありますか?

高血圧症のように「塩分を控えめにする」といった具体的な予防法はありません。そのため、少しでも「息切れ」「疲れやすい」といった症状に気づいたら、肺高血圧症を疑い主治医に相談して下さい。
予防法がないからこそ、定期的に検査を受け、少しでも早い段階での肺高血圧症の診断、治療につなげることが重要となります。

現在、強皮症の治療中ですが、肺高血圧症の症状と加齢による体の変化と見極められますか?

肺高血圧症になると、徐々に息切れや疲れやすさといった症状が現れてきますが、これらは日々の中で少しずつ進行するため、患者さん本人は自覚しにくい場合があります。また、高齢の患者さんの場合、「年齢のせいかな」と思いこみ、異変を感じていても放置してしまう可能性があるため、見極めるのは難しいです。そのため、専門医に定期的に診てもらうことが必要です。

肺高血圧症では、日常生活でどんな点に注意をすれば良いですか?

服薬は医師の指示を守り、自己判断で量や回数を減らしたり、中断したりしないようにしましょう。
飲み忘れたときは医師に相談して下さい。服薬によって頭痛や吐き気、下痢、皮膚の赤み、むくみ、立ちくらみなどの副作用が現れやすいため、これらの症状が出たら医師に相談するようにしましょう。
禁煙・節酒を心がけ、塩分・水分の取りすぎはむくみを招き症状を悪化させる恐れがあるため控えましょう。排便時のいきみを避けるためにも普段から便通を整えましょう。入浴時は熱いお湯や長湯を避けましょう。また、浴室の急激な温度差に注意しましょう。

詳しくは肺高血圧症治療サポートを参照してください。