2019年カレンダー絵画(9・10月)

松尾大社

松尾大社

井隼 慶人 作

季節:秋 エリア:西京区

松尾大社は、渡来人秦氏が一族の氏神として信仰した古い社です。大山咋神・市杵島姫命を祀り、境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があり、酒造家の信仰が厚く「日本第一酒造神」と仰がれています。本殿建立は、大宝元年(701)。松尾造といわれる本殿(重文)ほか拝殿、釣殿、楼門など社殿が多く、等身大の神像(重文)は平安初期の作。4月20日以降初めての日曜の「神幸祭」は千年の歴史をもつ祭礼。この祭りでは七条通の桂大橋上流付近で舟渡御(川渡り)をおこなうのが圧巻。桂離宮の対岸の河原斎場で神輿が6基そろって祭典をおこないます。川原は多くの見物客であふれ、神事を見送ります。