2025年カレンダー絵画(1・2月)

上賀茂神社

上賀茂神社

春日井 路子 作

季節:冬 エリア:北区

賀茂神社は京都では最も古い歴史をもち、古代豪族の賀茂氏が雷神を祀って五穀農穣を祈ったのが始まりといわれる。賀茂神社は上下二社あり、上社は雷神を祀る上賀茂神社と、玉依姫命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀る下鴨神社がある。
 

葵の上にとりつく六条御息所の生霊

第九帖『葵(あおい)』
桐壺帝が譲位し、政敵の朱雀帝が即位。世の中はー変して右大臣ー派が権勢をふるう。光源氏も右大将に昇進。賀茂祭では光源氏が御禊(みそぎ)の行列に、供奉(くぶ)として参列することに。正妻・葵の上も待女たちの勧めで祭り見物に出かけるが大混雑。他の車を押し退けて場所取りを強行する。その中にお忍びで来ていた愛人・六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の車もあった。御息所の車は葵の上一行に力づくで追いやられてしまい、気位の高い御息所は無念が募り生霊と化す。御息所にとり憑かれた葵の上は、男児を出産してまもなく息を引き取る。正妻を喪った光源氏は強い自責の念に駆られる。喪が明け久しぶりに二条院に戻ると、待っていたのは愛らしく大人びた紫の上。ある日とうとう二人は夫婦の契りを結ぶ。