マンゴスチンとは?
マンゴスチン(Garcinia mangostana L.)はオトギリソウ科の常緑高木で、果樹として熱帯地方で広く栽培されています。果実の甘みと酸味が調和した優美な風味は、ヨーロッパの探検家の興味の的となり、「果物の女王」と賞されました。
日本新薬では、マンゴスチンの果皮に着目し、ロダンテノンBに強い抗糖化作用があることを発見しました。
糖化とは?
体内で、余分な糖とカラダをつくるタンパク質が結びつくと、AGEs(エージーイー:最終糖化産物)ができ、タンパク質が変化することで、タンパク質の機能が低下します。
タンパク質の1種であるコラーゲンと糖が反応すると、AGEs(Advanced Glycation End-products)ができます。
糖化の肌への影響
糖化が進み、AGEsができると、肌のコラーゲンの構造に影響し、肌の潤いに影響が及ぶとされています。
ヒト試験
糖化ストレスによって生成するAGEsの一種は、コラーゲン分子間を非特異的に架橋することが知られています。ロダンテノンBは、この反応を阻害し、AGEsの生成を抑制することが確認されており、体内の糖化ストレスを軽減することによって肌の水分保持に寄与していると考えられています。
マンゴスチンエキスの機能性データ
※プラセボとは、効果を発揮する成分が含まれない、見た目や味が類似したもののこと。
[方法]20~50歳代の女性19名にマンゴスチンエキス200mg/日、もしくはプラセボを12週間摂取いただいた。
摂取前、摂取4、8、12週後に頬皮膚の肌の水分値の変化割合を測定した。
[結果]皮膚の水分値は、摂取8、12週後に摂取群においてプラセボ群に比べ増加した。
Glycative Stress Research. 2018; 5 (2): 095-103
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