高い独自性と機能性をもつ製品を生み出す研究開発拠点として
「食品科学研究所」を設置し、製品の開発や、その基盤となる
基礎研究を推進しています。

日本新薬機能食品カンパニーは「製薬会社が推進する機能食品事業として、健康増進や食の安全・安心に関わる社会課題の解決と食育活動を通じて、持続可能な社会の構築に貢献する。」というビジョンのもと、研究開発型メーカーを志向し、高い独自性と機能性をもつ製品を世に送り出しています。
私たちはそれらを生み出す研究開発拠点として「食品科学研究所」を設置しています。健康食品素材、品質安定保存剤、プロテイン製剤の3つのカテゴリを中心に、ヘルスケア分野における健康長寿への貢献、加工食品分野における食の安全・安心、フードロス削減などに貢献することを念頭に置き、製品・素材の開発や、その基盤となる基礎研究を推進しています。

健康食品素材

私たちは、健康増進を基本理念として、エイジングケアに貢献できる食品素材の開発に取り組んでいます。
日本新薬では事業躍進の礎となったミブヨモギや、アカメガシワ及びウラジロガシ等の植物由来の医薬品を創製してきた歴史があることから、研究所では主に植物エキスの機能性に着目した研究・開発を展開しています。
中でも「抗糖化」などの独自性の高い研究テーマについてはアカデミアとの共同研究も取り入れながら積極的に挑戦しており、エビデンスに基づいた特長ある機能性食品素材の開発を目指しています。

健康食品素材 健康食品素材

品質安定保存剤

品質安定保存剤 品質安定保存剤

私たちは、食品の安全と安心を守るために必要な食品添加物製剤を開発しています。日本においては古くから合成保存料を食品の日持向上を目的に使用されておりましたが、近年、安全性の観点から、より安心・安全な製剤への代替が進められています。
品質の維持における重要ポイントとして、微生物の増殖制御が挙げられますが、加工方法や流通条件によって対象となる微生物の種類が異なるため、個々の製品に最適な日持向上剤や保存料が求められます。
このようなニーズを満たすべく微生物の遺伝的系統から適する成分や条件等を解析し、最適な製剤処方を予測するシミュレーター開発にも取り組んでいます。また、本来、保存性を担保するための制菌剤の添加によって食品の風味は損なわれるものですが、独自のミカクファイン製法の確立により、美味しさと賞味期限の延長を実現することで、フードロス削減という社会課題の解決とともに豊かな生活創りに貢献しています。

プロテイン製剤

私たちは、牛乳、卵、大豆などの動物性および植物性食品由来のたん白質の栄養特性(例:吸収性、アミノ酸組成)や物理化学特性(例:耐熱性、ゲル化性、乳化性)に着目した、特徴のあるプロテイン製剤を開発しています。また、これらのプロテイン製剤を用いて、

  • 持続可能な開発目標(SDGs)の観点から注目される食肉不使用の代替肉
  • 健康増進や疾病予防を目的としたたん白質補給食
  • 医療機関や高齢者介護の現場で用いられる栄養療法(濃厚流動食等)

などの分野で、美味しさ・手軽さ・機能性を兼ね備えた高品質な食品の製造技術の開発にも取り組んでいます。

プロテイン製剤 プロテイン製剤