• facebook
  • X
  • LINE
ビルテプソ®による
治療が受けられる方
ビルテプソ®
について
治療中に
気をつけること
専門施設以外での
治療について
医療費助成制度
について
Q&A

どのような人がビルテプソ®による
治療を受けられますか?

ビルテプソ®による治療対象となるのは、
「エクソン53スキッピングにより治療可能なジストロフィン遺伝子の欠失が
確認されているデュシェンヌ型筋ジストロフィー」と診断された方です。

ビルテプソ®による治療対象となる方

ビルテプソ®による治療対象となるのは、ジストロフィン遺伝子の下図の番号のエクソンが欠失している(エクソン欠失型)方です。治療対象かどうかは、遺伝子検査(MLPA法など)で確認することができます。
また、遺伝子検査を受ける際には、検査内容の説明を受けてよく理解し、同意いただくことが大切です。検査の前後や診断時には遺伝カウンセリングを受けられますので、希望される際は主治医にご相談ください。

ビルテプソ®による治療対象となるエクソン欠失型

  • 43番目から52番目のエクソン欠失
  • 45番目から52番目のエクソン欠失
  • 47番目から52番目のエクソン欠失
  • 48番目から52番目のエクソン欠失
  • 49番目から52番目のエクソン欠失
  • 50番目から52番目のエクソン欠失
  • 52番目のエクソン欠失など
※エクソン欠失型とは
デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、ジストロフィン遺伝子に「一部のエクソンが抜けている」「同じエクソンが重複している」「エクソンの中身が置き換わっている」などの変異があります。その中でも、 「一部のエクソンが抜けている」変異を「エクソン欠失型」といいます。抜けているエクソンの数は、ひとつから複数個です。

ジストロフィン遺伝子の変異部分の拡大図

ジストロフィン遺伝子の変異部分の拡大図

遺伝カウンセリングとは

遺伝カウンセリングでは、染色体や遺伝子が関係する病気だけでなく、遺伝に関連した不安や心配ごと、困っていること、悩んでいることなどについて、一人ひとりに合わせて、より専門的な臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーなどに相談することができます。希望される際は主治医にご相談ください。

次のような方は治療を受けることができません

ビルテプソ®による治療により症状が悪化する可能性があります。

  • 2本のうち1本のX染色体にだけジストロフィン遺伝子の変異がある女性

次のような方は治療を受ける際に注意が必要です

下記に該当する方は治験※1でビルテプソ®を投与した経験がありません。ビルテプソ®による治療の適応になるかどうかについて、ビルテプソ®に関する十分な知識、並びにDMDの診断と治療に十分な経験及び知識を持つ医師※2と相談する必要があり、患者さんの状態に応じて医師が判断します。

  • 症状が進行した方(人工呼吸器を終日使用している方、寝たきりの方など)
  • 4歳未満のお子さま
  • 女性(ただし、2本のうち1本のX染色体にだけジストロフィン遺伝子の変異がある女性は治療を受けることができません)
※1 治験とは
有効性や安全性を調べることを目的として、人にお薬の候補を投与する試験です。治験の結果をもとに、新しいお薬として承認されてはじめて、多くの患者さんの手元に届くようになります。
※2 医師とは
小児科や脳神経内科に所属する「筋疾患専門医」のことをいいます。追加で臨床遺伝専門医とも相談することができますので、希望される際は主治医にご相談ください。

ページトップへ