2018年カレンダー絵画(表紙)

紫式部と廬山寺

紫式部と廬山寺

兼先 恵子 作

季節:特定不可 エリア:上京区

紫式部はいわずと知れた『源氏物語』の作者で、世界的な文豪として名高い。紫式部は現在の廬山寺のある地に邸宅を構えていたといわれており、『源氏物語』や『紫式部日記』などはここで執筆されたと伝えられている。そのため、この地は「世界文学発祥の地」ともいわれている。廬山寺は京都市上京区の御所に近い場所にある天台系の単立寺院で、阿弥陀如来を本尊とする圓淨宗である。元は10世紀に天台座主であった元三大師良源によって北区の船岡山南麓に建立されたが、豊臣秀吉の寺町建設により現在の地に移転した。