2019年カレンダー絵画(11・12月)

毘沙門堂

毘沙門堂

春日井 路子 作

季節:秋 エリア:山科区

毘沙門堂は、天台宗五箇室門跡のひとつで、高い寺格と鄙びた山寺の風情を伝える古刹。ご本尊に京の七福神のひとつ毘沙門天を祀ることからこの名があります。創建は大宝3年(703)文武天皇の勅願で僧行基によって開かれました。寛文5年(1665)天海大僧正とその弟子公海大僧正によって、現在地に再興されました。代々法親王が住持してきました。宸殿を飾る狩野益信作の『動く襖絵』が有名です。商売繁盛・家内安全にご利益があり、1月の初寅参りには、福笹が授与され、多くの善男善女で賑わいます。春は樹齢百五十余年の枝垂れ桜ほかの桜の花が咲き誇り、秋は紅葉で境内は色鮮やかに染まります。