2019年カレンダー絵画(3・4月)

吉祥院天満宮

吉祥院天満宮

兼先 恵子 作

季節:春 エリア:南区

吉祥院天満宮には承和12年(845)この地で生まれたとされる菅原道真公が祀られています。承平4年(934)朱雀天皇が菅原道真を尊崇して勅祀した初の天満宮です。境内には、道真のへその緒を埋めたと伝わる「胞衣塚(えなづか)」、少年時代に習字に使ったといわれる「硯(すずり)の水」、顔を映した「鑑(かがみ)の井」などの史跡があります。また、道真の祖父の清公が遣唐使として渡航中に、暴風雨で転覆しかかった時、最澄とともに吉祥天に祈ると海が静まり難を逃れたという吉祥天女を清公が帰国後もしくは道真の父是善がこの地の自邸内に祀り吉祥院としました。これが地名の由来といわれます。4月25日と8月25日には、六斎念仏が奉納されます。