作家紹介一覧 秋野 不矩 稲垣 稔次郎 井隼 慶人 上村 松篁 奥村 厚一 春日井 秀大 春日井 秀雄 春日井 路子 加藤 正二郎 兼先 恵子 北沢 映月 黒崎 彰 黒田 暢 芹沢 銈介 中堂 憲一 寺石 正作 内藤 英治 西嶋 武司 廣田 多津 三浦 景生 2021年カレンダー絵画(3・4月) 鴨川 春日井 路子 作 季節:春 エリア:特定不可 うちなびき 春は来にけり青柳の影ふむ道に 人のやすらふ藤原高遠(古今和歌集九六)ゆらゆらと、春の喜び。待望の春を迎えた京。うららかな光が注ぐ都大路では、道端の影を踏みながら都人が休んでいる。・おだやかな情景がさらりと詠まれたこの歌からは、今も昔も変わらない春を迎えた喜びが伝わってくる。「うちなびき」は春の枕詞。その語感は、柳の枝がしなやかに風になびく様子を連想させ、のどかな雰囲気を醸し出している。