IRニュース 2026

2026年03月18日 医薬品
  • SHARE
  • facebook
  • X

芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍治療剤「エルゾンリス®点滴静注1000µg」 販売開始のお知らせ

日本新薬株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:中井 亨、以下「当社」)は、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍治療剤「エルゾンリス®点滴静注1000µg」(タグラキソフスプ(遺伝子組換え)製剤、以下「本剤」)について、本日、薬価収載され販売を開始したことをお知らせします。

芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)は白血病とリンパ腫の両方の性質を有し、特徴的な皮膚病変と腫瘍細胞のリンパ節や骨髄への浸潤を伴う、まれな進行性の血液がんです。国内で承認された治療薬はなく、リンパ腫や急性白血病に準じた治療が行われていますが、生存期間中央値は1年未満と短く1-2、新たな治療薬が望まれています。

本剤は、ジフテリア毒素とヒトインターロイキン-3(IL-3)の遺伝子組換え融合タンパク質です。IL-3受容体αサブユニット(IL-3Rα)であるCD123を発現する腫瘍細胞に取り込まれ、標的細胞のタンパク質合成を阻害しアポトーシスを誘導することにより、抗腫瘍効果を発揮します。CD123は多くの造血器腫瘍において発現していることが報告されており、特にBPDCN細胞では他の造血器腫瘍に比べて高発現しています。
なお、本剤は欧米を含め40カ国以上でBPDCNの治療剤として承認されています。

当社は、2021 年 3 月にメナリーニ・グループ(本社:イタリア・フィレンツェ、最高経営責任者:エルシン・バーカー・エルガン)より本剤を導入して開発を進め、2025年12月22日に製造販売承認を取得しました。
今後、本剤を必要とする患者さんのもとへ適切にお届けすることで、BPDCNの治療に貢献できるものと考えています。

出典
1.Pagano L et al, Blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm with leukemic presentation: an Italian multicenter study. Haematologica 2013; 98: 239-246.
2.Lourdes Martín-Martín et al, Classification and clinical behavior of blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasms according to their maturation associated immunophenotypic profile. Oncotarget 2015; 6: 19204–19216. 

【製品概要】
販売名     エルゾンリス®点滴静注1000µg
一般名タグラキソフスプ(遺伝子組換え)製剤
承認取得日2025年12月22日
薬価収載日2026年3月18日
発売日2026年3月18日
承認番号30700AMX00261000
剤形・含量1バイアル(1mL)中タグラキソフスプ(遺伝子組換え)1000µgを含有する凍結液剤
効能又は効果芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍
用法及び用量通常、成人及び 2 歳以上の小児には、タグラキソフスプ(遺伝子組換え)として 12 µg/kg を 1 日 1 回 5 日間 15 分かけて点滴静注し、16 日間休薬する。この 21 日間を 1 サイクルとし、投与を繰り返す。
薬価3,607,878円/バイアル
包装1バイアル

メナリーニ・グループについて 
メナリーニ・グループは、売上高50億ドル超、従業員数17,000人超の国際的な医薬品・診断薬の企業です。アンメットニーズの高い治療領域に重点を置き、がん、循環器疾患、肺炎、消化器疾患などにおける製品を提供しています。18の生産拠点と9の研究開発センターを擁し、製品は世界140カ国で販売されています。詳細はwww.menarini.comをご覧ください。

以上