現在当社は、第七次5ヵ年中期経営計画に基づき、研究開発力の強化やグローバル展開の加速に取り組んでいます。将来の成長の確立に向けて、短期的な成果の積み重ねにとどまらず、資本効率を意識した中長期的な競争優位性の確立が不可欠です。そのため、取締役会ではROICと資本コストを踏まえ、戦略とリスクを統合的にとらえた判断精度の向上を重視しています。
取締役会には、戦略実行の進捗を見極めるとともに、環境変化に応じた適切な軌道修正を支える監督機能が求められます。研究開発投資やパイプラインなどの成長領域については、事業価値評価に基づき、投資の優先順位や継続・見直しに反映しています。また、品質やコンプライアンス、情報セキュリティなどの重要リスクについても、未然防止と早期対応を重視し、継続的な検証と是正を通じて監督機能の向上に努めています。こうした取り組みは、持続的な社会価値の創出と企業価値向上を支える重要な基盤であると考えています。
社外取締役からは、それぞれの専門性と独立性に基づく建設的な意見をいただいており、多様な視点に支えられた意思決定の基盤となっています。また、2024年度に導入した社内取締役に対する譲渡制限付株式報酬制度により、株主の皆さまとの価値共有を一層強化し、長期的な視点に立った経営の判断と監督機能の発揮につながっています。
私は取締役会議長として、取締役会が企業価値向上に真に資する場であり続ける責任を負っています。その責任を果たすため、重要課題に関する深度ある議論と多様な視点に基づく対話を促し、合理的かつ規律ある意思決定へと導いていきます。今後も、実効性の高いコーポレート・ガバナンスを通じて、中長期的な企業価値の向上とステークホルダーの皆さまからの信頼の確立に取り組んでまいります。
2026/10/1
代表取締役会長







