代表取締役会長メッセージ

前川 重信
代表取締役会長
前川 重信

日本新薬グループは、「ヘルスケア分野で存在意義のある会社」となることを目指しています。その実現のため、経営理念である「人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」 ことを信条とし、「高品質で特長のある製品を提供する」「社会からの信頼を得る」「一人ひとりが成長する」ことを経営方針として掲げています。

この方針のもと、画期的な新薬や新たな価値を提供する機能食品を開発して持続的に成長するとともに、社会や地域の一員としてその発展に貢献することも果たすべき役割だと考えています。この視点を踏まえて、環境、社会、企業統治を強く意識して事業活動を展開していく必要があると認識しております。

第六次5ヵ年中期経営計画における「6つの取り組み」の中で、「ESG経営への取り組み強化による企業価値の向上」を重点目標の一つとして掲げました。事業環境の不確実性が高まる中、ESG経営への取り組みを強化し、社内の経営資源を最大限活用して経営基盤をより強固なものとし、さらなる持続的な成長の実現に取り組んでまいります。

ESG経営による企業価値向上は、経営層や一部の組織だけで成し得るものではありません。個人レベルでの意識や行動に落とし込むには、SDGs(持続可能な開発目標)を認識することが大切です。企業活動だけではなく、社員一人ひとりが、日常生活においても社会全体が持続的に発展するための行動を取り入れることが、ESG経営の達成に不可欠であると考えます。貧困、飢餓、気候変動、人権問題など、世界は今、たくさんの課題を抱えています。私たちは、企業活動を通じてこれら社会問題の解決に少しでも役立てるよう日々活動してまいります。

また、経営の透明性を確保し、すべてのステークホルダーへの説明責任を果たすことが経営の最重要課題の一つであると認識しており、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するための企業統治体制のさらなる充実に向けて取り組んでまいります。

今後も変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役会長 前川 重信