資源循環の推進

基本姿勢と目標

日本新薬は、自然資本から得られる資源が有限であることを認識し、再使用や共同利用を含めた資源使用量の削減を進めるとともに、リサイクル原料の活用にも目を向け、自社から排出するものは、リサイクル資源に回すことで資源循環を図ります。これらの総合指標として、廃棄物削減および最終処分量の縮減を図ります。
生産事業所における冷却水をはじめとした利用水については、法令などに準拠しながら水源の涵養を図り、排水の水質管理を行います。
長期目標として2030年度までに廃プラスチックの再資源化率65%(日薬連目標との連動)を掲げます。

現状と実績

当社は、2020年度の最終処分量(埋立量)の削減、廃棄物発生量原単位の改善および廃棄物再資源化率の目標を達成しました。
限りある資源を有効に利用するため、廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)に積極的に取り組んでまいります。
廃棄物の運搬、収集および処理の委託は、優良な委託業者を選定しています。電子マニフェストシステムにより適正な管理を行い、委託廃棄物処理業者へは定期的な実地査察を実施しています。
京都本社地区・東部創薬研究所においては、法規制が厳しい廃棄物の排出から処理、リサイクルにおける業務の効率化とコンプライアンスを実現する廃棄物総合管理サービス(ASPサービス)を利用しており、許可証と処理委託契約書、マニフェストの整合確認が取れた適切な運用を行っています。
PCB廃棄物については、低濃度のものはすべて適法に廃棄処理を終えています。高濃度のものは、本社地区および小田原総合製剤工場において2018年度に適正に廃棄処理を終えました。
水使用量は、2020年度に総量を161千㎥まで削減しました。今後はこの状態を維持し、水資源使用の効率向上を目指します。

廃棄物発生量

水の使用量

主な取り組み

廃棄物の適正処理と活用

廃棄物処理法(廃棄物の処理および清掃に関する法律)と京都市条例に基づき適正に廃棄物を処理・管理を行い、金属の有価物化およびプラスチック廃棄物の分別回収を徹底しています。
本社地区と東部創薬研究所においては、廃棄物管理業務を適正かつ持続的に支援する廃棄物総合管理システム(ASPサービス)を導入し、処理業者による適正処理を確認しています。さらに、本社地区ではKESに準拠した環境マネジメントシステムに基づき、社内イントラで廃棄物に関する情報を適宜公開しています。

製品の包装資材ゴミの低減

医薬品包装において、製品の品質を保ちながら廃棄物を削減し、環境負荷の低減に努めています。

OA紙・コピー用紙使用量の削減

ペーパーレス化推進の一環として複合機での無駄な印刷の管理を行いOA紙・コピー用紙の購入量を毎年削減しています。また、グリーン購入法に適合した用紙の購入も継続的に進めています。

「プラスチック・スマート」キャンペーン ~ ペットボトルごみ 1.2t削減

環境省が主催する海洋プラスチックごみを減らす取り組み「プラスチック・スマート」の考え方に賛同し登録しています。登録している「ブルースマイルプロジェクト」では、全社員に配布したマイボトルをオフィス、出張先、プライベートなどで積極的に使用することを推奨し「脱プラ化」を推進しています。併せて、本社地区の自動販売機のペットボトル飲料の販売を中止した結果、2019年度には1.2tあったペットボトルごみは「ゼロ」になりました。このことが高く評価され、プラスチックの削減について先進的に取り組みを進めている企業として京都市ごみ減量・分別リサイクル総合情報サイト「こごみネット」に、紹介されています。

社外からの評価

「産廃処理・3R等優良事業場チェック制度」に基づく優良事業場認定

京都市の運用する産業廃棄物の排出者責任を評価する産廃チェック制度において、認定を受けた24事業所のうちの一つとして、当社は「産廃処理・3R等優良事業場」と2019年に初めて認定されました。
この認定にあたっては、産業廃棄物処理法等に基づく指導を受けていないことに加え、特別管理産業廃棄物や感染性廃棄物の的確な取り扱い、3Rの取り組み推進、環境関連制度の活用などが評価されました。

「2R及び分別・リサイクル活動優良事業所認定制度」に基づく特別優良事業所認定

京都市は、2018年度よりさらなるごみ減量を目指し、独自性がある、先進的であるなど特に優れたリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)の2R取り組みを行う事業所を認定する「2Rおよび分別・リサイクル活動優良事業所認定制度」を創設しました。当社は、プラスチック・スマートキャンペーンへの賛同やブルースマイルプロジェクト登録などが評価された結果、2020年度「2R特別優良事業所」として認定をされました。

2R特別優良事業所
認定通知書