メディカルアフェアーズ

情報発信を通して患者さんのベネフィットを向上

メディカルアフェアーズは、すべての患者さんへ最適な医療を届けるため、社外医科学専門家と高度かつ最新の科学的知見などを用いた医学的・科学的交流を行い、アンメットメディカルニーズを特定し、それを充足させる科学的なエビデンスを構築、医療関係者や患者さんへ情報発信することをミッションにしています。自社医薬品の医療上の価値を最適化し、患者さんのベネフィットの向上に貢献することを目指します。

  • *アンメットメディカルニーズ:医療関係者や患者さんにとって十分に満たされていない医療ニーズのこと。例えば、いまだに有効な治療方法が見つかっていない病気に対するニーズや新しい治療薬や治療法のニーズなどが挙げられる

2022年度の概況

2022年度、エビデンス創出活動では非臨床研究、臨床研究、データベース研究、レジストリ研究などに取り組み、データベース研究の成果については論文が公表されました。また、患者さんの支援活動では肺高血圧症のWeb市民公開講座、筋ジストロフィーのWeb市民公開講座および患者交流イベントを開催しました。2023年度もエビデンス創出活動として、血液がんや肺高血圧症、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、貧血における新たな研究の準備を進めています。患者さんの支援活動についても、肺高血圧症や筋ジストロフィーでの市民公開講座や交流イベントを継続して開催する予定です。医療現場でのメディカルアフェアーズ活動を担うメディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)と連携し、医薬品の提供にとどまらないヘルスケア分野への貢献のために活動します。

  • *メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL):営業部門から独立した組織に属し、医学または科学分野における社外専門家との交流を主たる役割とする者をいう。

価値創造に向けた取り組みと戦略

近年、目覚ましいデジタル技術の発展により、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。私たちもそれらの技術を患者さんのベネフィットにつながる医療上の課題解決やエビデンス創出に利用することを考えていきます。例えば、ウェアラブルデバイスやアプリ、人工知能(AI)、ビッグデータ解析など最新の技術を活用して、医療やヘルスケアの効果を向上させるデジタルヘルスにも注目し、より良い医療に貢献するためにチャレンジしたいと考えています。

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