子どもたちと地域社会への貢献

社会貢献活動基本方針

日本新薬グループは経営理念である「人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」を信条とし、医薬品、機能食品事業を通じて社会に貢献することはもとより、地域社会の持続的な発展を目指し、社会の一員として積極的に社会貢献活動に取り組みます。

社会貢献活動の優先分野

  • 医療・福祉の発展への貢献
  • 未来を担う子どもたちを育む活動
  • 地域社会の発展への貢献

取り組み

子どもの未来への貢献

日本新薬きらきら未来Library

未来を担う子どもたちの“ゆめ”を彩り、健やかな“こころ”の成長へ貢献したいとの願いを込め、2009年から日本新薬こども文学賞を、2019年からはしる図書館日本新薬きらきら未来ゴー!を運営しています。

日本新薬こども文学賞

「日本新薬こども文学賞」は、絵本を通じて子どもたち一人ひとりが夢や希望を持ち、健やかに成長してほしいとの願いから、当社創立90周年にあたる2009年に創設しました。日本児童文芸家協会の後援を受けて、物語と絵画の2部門で広く作品を募集し、選ばれた両部門の最優秀作品で絵本を制作します。絵本は、全国の小児科医院などの医療機関や公共施設などを通じて、広く子どもたちのもとに届けられるほか、Webサイトでも閲覧が可能です。

日本新薬こども文学賞サイトへのリンクバナー
日本新薬こども文学賞サイトへのリンクバナー

日本新薬きらきら未来こどもチャンネル

「日本新薬きらきら未来こどもチャンネル」をYouTubeで開設し、日本新薬こども文学賞で制作した絵本作品の読み聞かせ動画を配信しています。
少しでも多くの子どもたちに夢や感動が届くことを願っています。

きらきら未来こどもチャンネル

はしる図書館 日本新薬きらきら未来ゴー!

ワクワクする読書体験を子どもたちへ運ぶ、「はしる図書館日本新薬きらきら未来ゴー!」は、当社創立100周年記念事業の一環として2019年に活動を開始しました。車内には、「日本新薬こども文学賞」で制作した絵本や図鑑、ユニバーサルデザインブック(点字や聞く絵本)など約1,000冊の図書を搭載し、小学校や特別支援学校を社員ボランティアとともに訪問しています。
当社では、今後もさまざまな本に触れる機会を子どもたちへ提供することで、体の健康のみならず、心の健康にも貢献していきたいと考えています。

社外からの評価

・令和5年度青少年の体験活動推進企業表彰
文部科学省が主催し、社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた実践を行っている企業を表彰し、全国に広く紹介することにより、青少年の体験活動の推進を図ることを目的としたものです。2013年より実施されており、当社は2023年度に奨励賞を受賞しました。 令和5年度 青少年の体験活動推進企業表彰

・This is MECENAT
This is MECENATは、企業などが取り組むメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)活動を有識者の審査により認定する制度です。2014年より実施されており、継続的に認定されています。

本活動は、公益社団法人企業メセナ協議会より芸術・文化支援による豊かな社会づくりの取り組みとして認定されました。

日本新薬×黒田征太郎
笑顔のアートプロジェクト

2013年3月、イラストレーターの黒田征太郎氏をリーダーに日本各地を訪問し、地域の人々が力を寄せ合って病院や介護施設などの壁に絵を描く「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」全国キャラバンを開始しました。
「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」では、医師と患者、高齢者、子ども、学生などさまざまな人達が一緒に絵を描くことで絆を深め、笑顔になる活動を目指しています。

スポーツを通じた社会貢献活動

日本新薬硬式野球部は、長年、市区町村や野球連盟と連携し、小学生・中学生・高校生などさまざまな年齢の球児を対象に、野球教室を開催してきました。近年では京都市近郊で、未就学児向けに運動の楽しさを体感してもらうことを目的とした運動教室を開催しています。2024年1月には、京都市にある六満こども園、上総幼児園を訪問し、ティーボールなどの運動教室や、食育活動などを行いました。
その他、硬式野球部の活動以外でも、2022年に引き続き、身体機能にハンディキャップを持つ子どもたちを対象とした、視線入力ソフトウェアを用いたeスポーツ大会『EyeMoT ☆きらきら☆ eスポーツ大会 in 日本新薬』を実施しました。
今後も活動を継続し、社会貢献活動を通じて地域社会の発展に貢献していきます。

少年野球教室の様子
少年野球教室の様子
ティーボール教室の様子
ティーボール教室の様子
eスポーツ大会の様子
eスポーツ大会の様子

子どもたちへの食育活動の実践

2021年秋より新たなマテリアリティ確立に向けた取り組みとして、食育活動の展開に着手しました。
近年、核家族化、食事の簡素化や、家庭生活において家族がバラバラで食事をとる「個食」や、一人で食べる「孤食」が進んでいることから、栄養の偏りや朝食を食べる習慣のない人の増加傾向が指摘されています。特に朝食を食べない問題については、子ども世代で深刻化しています。そして、子ども世代だけでなく高齢者も、低栄養によるフレイル*1、サルコペニア*2の懸念といった深刻な問題があります。私たちは、このような若年層や高齢者層の深刻な社会課題の解決を目指し、食への興味や関心を育み、健康的な食生活を送れるよう、地方自治体や教育機関などと連携して「食育」の啓発活動の展開や、製品の開発など、さまざまな取り組みを進めています。そこでその第一歩として、2022年3月に、“「きょうとの食育」サポート企業”に登録しました。京都府が食育活動の推進にあたり、自治体や学校、専門家や報道機関など、食育に取り組むさまざまな関係者が協働するために結成している「きょうと食育ネットワーク」を、事業者として積極的に支援・協力していきます。京都府の子ども向け食育活動は、規則正しい食習慣の定着、バランスの良い栄養の摂取、地域の特産物や食文化の継承を主な目的としており、私たちは、これらの活動の支援として、出前授業や冊子の作成および提供、イベントの開催サポートなどを行います。また、食育に寄与する消費者向けの製品の開発にも取り組んでいます。

*1 フレイル:健康な体を維持する機能やストレスに対する力が低下する状態。

*2 サルコペニア(筋肉量減弱症):筋肉量や筋力の低下により体全体の機能が低下する状態。

2021年秋より新たなマテリアリティ確立に向けた取り組みとして、食育活動の展開に着手しました。
近年、核家族化、食事の簡素化や、家庭生活において家族がバラバラで食事をとる「個食」や、一人で食べる「孤食」が進んでいることから、栄養の偏りや朝食を食べる習慣のない人の増加傾向が指摘されています。特に朝食を食べない問題については、子ども世代で深刻化しています。そして、子ども世代だけでなく高齢者も、低栄養によるフレイル*1、サルコペニア*2の懸念といった深刻な問題があります。私たちは、このような若年層や高齢者層の深刻な社会課題の解決を目指し、食への興味や関心を育み、健康的な食生活を送れるよう、地方自治体や教育機関などと連携して「食育」の啓発活動の展開や、製品の開発など、さまざまな取り組みを進めています。そこでその第一歩として、2022年3月に、“「きょうとの食育」サポート企業”に登録しました。京都府が食育活動の推進にあたり、自治体や学校、専門家や報道機関など、食育に取り組むさまざまな関係者が協働するために結成して

いる「きょうと食育ネットワーク」を、事業者として積極的に支援・協力していきます。京都府の子ども向け食育活動は、規則正しい食習慣の定着、バランスの良い栄養の摂取、地域の特産物や食文化の継承を主な目的としており、私たちは、これらの活動の支援として、出前授業や冊子の作成および提供、イベントの開催サポートなどを行います。また、食育に寄与する消費者向けの製品の開発にも取り組んでいます。

*1 フレイル:健康な体を維持する機能やストレスに対する力が低下する状態。

*2 サルコペニア(筋肉量減弱症):筋肉量や筋力の低下により体全体の機能が低下する状態。

出前授業の様子
出前授業の様子

地域・文化への貢献

京都文化への貢献

染色画カレンダー

日本新薬では、半世紀以上にわたり、京都の伝統的な技法「型絵染」による染色画作品でカレンダーを毎年制作し、京都の四季折々の風景や風物、歴史ある行事などを紹介しています。

「亰」の発刊

年4回の季刊誌として社外広報誌「亰」を発行し、京都が誇る寺院、神社などの文化財から京料理、名産品に至るまで、幅広い切り口で奥深い京都の魅力を紹介しています。

フタバアオイの育成・奉納:「葵祭」(京都府 上賀茂神社)

日本新薬は、一般社団法人「葵プロジェクト」を通じ、毎年5月に京都で行われる葵祭において使用されるフタバアオイを育成・奉納しています。

詳しくはこちら >

京都まなびの街生き方探究館への参画

「京都まなびの街生き方探究館」は、生き方探究教育推進のための体験学習の提供を目的に京都市教育委員会が行う事業です。その活動の一つである、京都のモノづくり企業の創業者・科学者等の努力や情熱が紹介・展示されている「京都モノづくりの殿堂」において、日本新薬は、日常生活と密接につながる技術・製品等を有する京都企業として展示を行い、京都市内の小学生に見学いただいています。

山科植物資料館での活動

山科植物資料館では、教育活動への貢献を目的として研究者や学生の方を対象に、有用・希少植物の見学、観察会を実施しています。定期的に一般の方々へも開放することで、地域との交流も積極的に図っています。

総来館者数 大学関連
(教員含)
植物研究者
・医療関係者
一般
2019年度 1,645名 67名 225名 1,353名
2020年度 327名 8名 53名 226名
2021年度 745名 228名 44名 473名
2022年度 1,335名 103名 240名 992名
2023年度 1,651名 109名 296名 1,246名