IRニュース 2026

2026年05月20日 医薬品
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肺動脈性肺高血圧症・慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ®錠0.8mg」販売開始のお知らせ

 日本新薬株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:中井 亨、以下「当社」)は、肺動脈性肺高血圧症・慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療剤「ウプトラビ®錠0.8㎎」(一般名セレキシパグ)について、本日、薬価収載され販売を開始したことをお知らせします。

 ウプトラビ®錠は、プロスタサイクリン受容体(IP受容体)に対して選択的かつ持続的に作用する経口のIP受容体作動薬です。血管平滑筋細胞のIP受容体に結合してcAMP産生を増加させ、血管拡張作用および血管平滑筋増殖抑制作用を介して肺動脈圧を低下させると考えられます。当社は、国内において、すでにウプトラビ®錠0.2mgおよび0.4mgを販売しています。ウプトラビ®錠は、患者さん一人ひとりの状態に応じて、段階的に用量調整を進める治療設計となっていることから、高含量製剤である0.8mg錠の追加により、服薬錠数の低減を図ることが可能となり、患者さんの服薬コンプライアンスの向上が期待されます。

 肺動脈性肺高血圧症(PAH)は、心臓から肺へ血液を送る肺動脈の血圧が何らかの原因で異常に上昇する予後不良の疾患であり、原因不明な特発性PAH、遺伝性PAHおよび各種疾患(結合組織病、先天性心疾患等)に伴うPAHなどに分類されます。慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は肺血管の内部に器質化した血栓が詰まること(塞栓)により、肺動脈へかかる圧力が上昇し、肺と心臓の血流が低下する疾患です。

 当社は、難病・希少疾患を注力領域として位置づけ、新たな治療剤の開発および製品の情報提供に取り組んでいます。このたびの本剤の発売により、PAH・CTEPH で苦しむ患者さんやそのご家族、および医療関係者の皆さんに、一層貢献できるものと期待しています。

【製品概要】

販売名ウプトラビ®錠0.8㎎
一般名セレキシパグ
承認取得日2026年2月13日
薬価収載日2026年5月20日
発売日2026年5月20日
承認番号30800AMX00069000
剤形・含量1錠中にセレキシパグ0.8mgを含有する円形のフィルムコーティング錠
効能又は効果

・肺動脈性肺高血圧症

・外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症

用法及び用量

<肺動脈性肺高血圧症>

通常、成人にはセレキシパグとして1回0.2mgを1日2回食後経口投与から開始する。忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で1回量として0.2mgずつ最大耐用量まで増量して維持用量を決定する。なお、最高用量は1回1.6mgとし、いずれの用量においても、1日2回食後に経口投与する。通常、2歳以上の幼児又は小児には、セレキシパグとして下表の開始用量を1日2回食後に経口投与する。忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で、下表の増量幅で最大耐用量まで増量して維持用量を決定する。なお、下表の最高用量は超えないこととし、いずれの用量においても1日2回食後に経口投与する。

体重

開始用量

(1回量)

増量幅

(1回量)

最高用量

(1回量)

9 kg以上

25 kg未満

0.1 mg0.1 mg0.8 mg

25 kg以上

50 kg未満

0.15 mg0.15 mg1.2 mg
50 kg以上0.2 mg0.2 mg1.6 mg

<外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症>

通常、成人にはセレキシパグとして1回0.2mgを1日2回食後経口投与から開始する。忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で1回量として0.2mgずつ最大耐用量まで増量して維持用量を決定する。なお、最高用量は1回1.6mgとし、いずれの用量においても、1日2回食後に経口投与する。

薬価6,272.20円/錠
包装     30錠[10錠(PTP)×3]