プレスリリース・お知らせ

当社のプレスリリース・お知らせには医療用医薬品や開発品に関する情報が含まれている場合がありますが、
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NEWS 2006

2006年04月20日 企業
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日本新薬とバイエル薬品がアレルギー性鼻炎治療剤「バイナス®錠」の国内販売で提携

 バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、社長:栄木憲和)は、販売中のアレルギー性鼻炎治療剤「バイナス®錠」(一般名:ラマトロバン)の日本国内での販売権を、日本新薬株式会社(本社:京都市、社長:初山一登)に譲渡することで合意いたしました。この販売権の譲渡は、今年7月1日付けで実施されます。

 バイナス®錠は、アレルギー性鼻炎の原因となるプロスタグランジンD2とトロンボキサンA2の受容体を拮抗阻害する医薬品で、2000年5月にバイエル薬品により新発売され、昨年の売上は30億円(薬価ベース)でした。

 バイエル薬品は、事業戦力を、その強みである CVRM製品(注1)に集中し業務のさらなる効率化を図るとともに、新製品の発売に備えます。また、日本新薬は、重点領域の一つである炎症・アレルギー領域の品揃えを強化し、耳鼻科、内科におけるアレルギー性鼻炎関連製品の売上拡大と活動効率向上を図ります。

「バイエル薬品が推し進めるCVRM製品への「選択と集中」の戦略の中で、今回の決定は製品戦略上、重要な意味を持ちます。また、アレルギー性鼻炎治療薬として広く使用されているヒスタミンH 1受容体拮抗薬を持つ日本新薬株式会社に、バイナス®錠 の販売を手がけていただけることは、バイエル薬品にとって大変有意義なことです」と、バイエル薬品社長、栄木憲和は述べています。

 「日本新薬は、アレルギー性疾患治療剤として抗ヒスタミン剤のリボスチン®点眼剤・点鼻剤を販売していますが、今回、経口抗アレルギー剤であるバイナス®錠を加えることにより、アレルギー性鼻炎の様々な症状に対応可能となりました。将来的には、現在、第Ⅲ相試験を実施中のステロイド点鼻剤もラインアップに加え、今後、この領域での学術宣伝活動をさらに強化します。」と、日本新薬社長、初山一登は述べています。

 現在、バイエル薬品が杏林製薬と行っているバイナス®錠の併売は、今年7月1日付けで、日本新薬と杏林製薬の併売となります。製造は引き続きバイエル薬品が行ないます。

 注1:CVRM(CardioVascular Risk Management)とは、脳卒中、心筋梗塞の危険因子をできる限り下げることを意味し、その目的に製品化された薬剤をCVRM製品と呼んでいます。バイエル薬品は、高血圧、糖尿病、血栓症に対する製品群を揃え、さらに高脂血症や高リン血症などの危険因子についてもポートフォリオを充実させていきます。

バイエル薬品について
 バイエル薬品は、バイエル ヘルスケア社のグローバルな事業の一翼を担い、日本市場における医療用医薬品と一般用医薬品の輸入・製造・販売を行っています。バイエル薬品は革新性と創造性を発揮し、人々の健康に貢献するヘルスケア・カンパニーの構築を目指します。
バイエル薬品ホームページ: http://www.bayer.co.jp/byl/index.html

日本新薬について
 日本新薬は、医療用医薬品と食品の輸入・製造・販売を行っています。医薬品部門は、血液がん、泌尿器系、炎症・アレルギー系疾患を研究開発の重点領域とし、食品部門はダイエット素材など健康食品素材に注力しています。
 日本新薬ホームページ: https://www.nippon-shinyaku.co.jp