プレスリリース・お知らせ

当社のプレスリリース・お知らせには医療用医薬品や開発品に関する情報が含まれている場合がありますが、
これらは当該品のプロモーション、広告、医療上のアドバイスを目的としたものではありません。

NEWS 2020

2020年09月14日 サステナビリティ
  • SHARE
  • facebook
  • X

国連総会の開催時期と合わせた「SDGs週間」に、「日本新薬SDGs week」を設定し社内啓発イベント開催

国連総会の開催にあわせた9月18~26日は、SDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)として、持続可能な開発目標(SDGs)の推進と達成に向けて、世界各地でさまざまな啓発イベントが行われます。
日本新薬でも、SDGs週間に先駆けた9月14の週を「日本新薬SDGs week ~これからの未来を考える~」とし、社内啓発イベントを開催しました。
 
取り組み1.
本社では、9月14日から実施された健康診断会場(講堂)に設置したモニターで、SDGs動画を放映し、待ち時間を使ったSDGsの啓発活動を行いました。
 


取り組み2.
『SDGs宣言シール』
SDGs宣言シールをグループ会社を含む全社員に配布しました。
社員一人ひとりが、SDGs17のゴールから自身の業務や日常生活で一番貢献したいと思うものを選び、いつも目につくところに貼ってもらうことで、SDGsについて少しでも意識を向上させよう、というキャンペーンです。
 
(社員の感想)
【九州支店 西九州営業所 九州長崎チームリーダー 秦 淳一郎さん】
私が選んだ目標は3、14、16の3つです。3は製薬メーカーという職種柄、必須と考えています。14は、長崎に来てから特に意識するようになりました。長崎は沖縄にも負けない透明な海が広がっています。海産物も多く、この素晴らしい資源は守り続けるべき大切なモノと考えています。16は、広島とともに被ばく県という土地柄から意識することが多くなりました。長崎でも広島でも、原爆が落ちた日には黙とうのサイレンが鳴ります。平和と公正な社会に少しでも近づけたらと思います。
 
【小田原工場 製造企画部 製造企画課 東條 健さん】
部門の取り組みとしては4、12、プライベートでの取り組みは4、5を選びました。小田原工場では、製造過程で原薬成分を含む排水を100t/日程度、下水処理へ排出しています。当課では、原薬成分に対する水生生物への影響情報を入手し、排水の河川放出許容濃度から自社管理基準を設定、必要に応じ回収処分を実施しています。目標12のつくる責任、つかう責任を日々意識し、業務に取り組んでいます。
プライベートでは、家庭内の家事役割分担について見直し、身近なところからジェンダー平等に取り組みたいと思います。
 
取り組み3.
『サステナブルフード製品を食べてみよう!』
9月15日、16日の2日間、機能食品カンパニーの素材を用いて作られた、サステナブルフード製品「ナチュミート」を使用したメニューが本社食堂に登場しました。
実際に食べた方からは、「思っていたよりおいしい」「スーパーなどで見かけたら手に取ってみたい」など、さまざまな感想をいただきました。
 

 
~サステナブルフードって何?~
サステナブルフードとは、私たちの日々の食卓や、食生活をこれからも持続可能にするために、様々なことに配慮して作られている食品のことです。
例えば、環境への負荷を最小減にする取り組みを通じて作られたものは、オーガニック製品、公平で公正な貿易が行われたものは、フェアトレード製品などと呼ばれています。
今回、食堂で提供したナチュミートは、大豆などを使った代替肉と呼ばれるものです。代替肉を製造する目的として、動物由来でなく植物性のたんぱく質に需要が移行することで、畜産や養殖のために大量に使われていた水資源・穀物資源の保全につながり、環境負荷が減り持続可能な食料生産が実現できる、といった背景があります。

【機能食品カンパニー 営業企画部長 藤井智司さん】
今回のSDGsキャンペーンによるサステナブルフードの提供は、社員の皆さんにSDGsの意識を持っていただく良い機会になったと思っています。また、その啓発活動に私ども機能食品部門も各部門と連携し参画できたことをうれしく思います。今後も一人ひとりが日常生活において、SDGsの理念となる「誰一人取り残さない」をキチンと頭に置いて、できること行動を起こすべきだと思っています。
私自身のSDGs宣言は、自身が食品部門で仕事をしていることもあり、目標2「飢餓をゼロに」です。
皆さん、ご存じですか?地球上では9人に1人の割合で飢餓に苦しんでいるにも関わらず、日本国内おいては、まだ食べられる食品を年間643万トンも廃棄していることを。
また、その食品および食品原材料の大半を日本は海外からの輸入に頼っていることを。
この643万トンは、世界のトップクラスであり、「食べ残し大国」と言われていることを。
なぜ、このような事態になっているのか?その主要因は、国民の大半が「消費期限」と「賞味期限」の違いを正確に認識できていないことや「捨てる方が楽」という安易な意識の2点であると私は思っています。
この「賞味期限」の曖昧な理解を正すこととSDGsに対する国民一人ひとりの意識向上が家庭のごみを減らすことにつながり、世界各国において飢餓で困っている人々を少しでも豊かにできるのではないか?と考えています。
また、機能食品事業を通じての「フードロス削減」に対する取り組みとしては、品質安定保存剤をうまく使用することでの「おいしさを損なわず、賞味期限を一日でも延ばしてフードロスを減らす」という事業展開です。現在、この主旨のもと、食品営業のメンバーが加工食品メーカーに積極的に提案し、徐々にですが業界全体に浸透しつつあります。
最後に、事業を通じての取り組みに加え、繰り返しになりますが、一人ひとりの小さな行動が目標達成の鍵を握ると思われるので、私自身がもっと高い意識と熱意を持って、日頃交流している友人との会話においてもSDGsを話題にして、一人でも多く個人レベルでSDGsを意識し行動を起こしてもらえるよう精進します。