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NEWS 2020

2020年10月13日 サステナビリティ
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代表取締役前川重信社長 ライフワークバランスに対する考え方を表明

前川社長は、働き方改革につながる社員のライフワークバランスの向上に関する考え方を表明しました

働き方を変えて、スマイルあふれる生活と職場を
 
新しい働き方推進本部
前川 重信
 
日本新薬の働き方改革は、MRへのフレックスタイム制度の導入から始まりました。その後、フレックスタイム制度が全社に導入され、それとほぼ同時に新型コロナウイルス感染症の拡大が始まりました。そこからは、感染拡大防止のためのテレワークの推奨、それを支援する様々なデジタル基盤の整備などを行い、たった半年あまりで別の会社ではないかというくらいに私たちの働き方は変わりました。
 
この先の未来を見通すことは困難ですが、少なくとも、2年や3年のうちにかつての世界そのままに逆戻りすることは、もはやないものと考えます。当社と同様に世界中の企業が、働く場所や時間の制約を超えるデジタルワークプレイスを整えました。そして、それをうまく使いこなせば、無駄な業務の削減など効率的な仕事の進め方につながり、労働時間の短縮や生産性の向上が期待できます。さらに、通勤時間の要らないテレワークにより、家族との団らんや趣味の時間など自分の好きなことができる時間を捻出でき、ライフワークバランスをエンジョイすることが可能になります。
 
日本新薬は、今後も難病や希少疾患に果敢に立ち向かっていきます。そして、その基盤となるのは利益を生む力です。今後も、手を緩めることなく生産性を向上していかなければなりませんが、その方法となる仕事の進め方については、皆さん自身のスタイルに委ねようと思います。フレックスタイム制度とテレワークをうまく活用して、皆さんにとって快適な場所や都合の良い時間を選択してください。そして、皆さん自身が選択した環境において、できるだけ短い時間で集中して仕事に取り組むのです。これこそが、皆さんにも、そして会社にとっても一番理想的な姿であると思います。
 
働く場所や時間を個人が自由に選択すると、組織としてのまとまりが失われ、仕事が非効率になるという考えもあります。しかし、コミュニケーションをしっかりと取ることで、その問題は乗り越えることができると思います。1週間単位でお互いのスケジュールを共有した上で、仕事の締切りや仕上がりについて上司と部下、同僚の間で十分に話し合ってください。これまでは、ただ出社して顔を合わせているだけで、仕事内容や進捗については頻繁に確認し合うことはむしろ少なかったのではないでしょうか。仕事に関して真摯に議論する機会が年2回の考課面談だけというのでは、変化の激しい環境についていくことはできません。同じ場所、同じ時間で働くことが少なくなる分、コミュニケーションはますます重要となり、その量の増加と質の向上が必要となります。
 
これは、上司が今まで以上に強力に部下の管理を行うという意味ではありません。こと細かに指示を出し、頻繁に報告を求めることでもありません。部下という人間を管理するのではなく、仕事そのものを管理するのです。いつまでにどこまでやるか、仕事の締切りとゴールを上司と部下の間で話し合い、共通認識が得られれば、その仕事をする場所や時間は部下に任せるのです。そして、小さくても良い点を見つけたらお互いにどんどん誉め合って、職場のスマイルを増やしていきましょう。
 
コロナとの闘いはすでに6か月以上の長期となりました。私生活でも色々な楽しみを奪われて、疲弊している人もいるかもしれません。その上に長時間の労働が常態となれば、自分の好きなことができる時間が奪われてしまうことになり、いくら優秀な皆さんでも、知恵やアイデア、技能や明晰さが十分に発揮できなくなるでしょう。それは、知識集約型企業の日本新薬にとっては大きな損失です。今こそ頭を切り替えて、残業や長時間労働を解消し、スマイルとコミュニケーションを武器に、できるだけ短い時間で効率的に成果をあげられる仕事のスタイルをみんなで築いていきましょう。