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NEWS 2015
第7回「日本新薬こども文学賞」 最優秀賞作品決定
日本新薬株式会社は、第7回「日本新薬こども文学賞」において、物語と絵画各部門の最優秀賞を含む17点の入賞作品を決定しました。
「日本新薬こども文学賞」は、絵本を通じて、未来を担うこどもたちの“ゆめ”を彩り、健やかな“こころ”の成長を見守りたいとの願いから、日本児童文芸家協会の後援を得て、当社創立90周年にあたる2009年に創設したものです。
7回目となる今回は、昨年11月から今年2月まで物語と絵画を募集し、全国から物語1,434点、絵画469点、合計1,903点の作品が寄せられました。
第7回日本新薬こども文学賞 絵画部門最優秀賞「チョコっとおでかけ」
応募作品は、絵本作家の岡信子氏、京都精華大学元学長の坪内成晃氏、小児科医の細谷亮太氏他4名、計7名からなる審査員によって厳正に審査され、物語部門最優秀賞は、花里真希さん(40歳:カナダ在住)の「しりたがりの おつきさま」が、また、絵画部門最優秀賞には、なめかわまいさん(25歳:茨城県在住)の「チョコっとおでかけ」が選ばれました。
絵画部門では、本審査とは別に、当社の社員による投票を実施し、山本祐佳里さん(19歳、新潟県在住)の「ひとりじゃないよ」、北岡にこさん(11歳、三重県在住)の「深い森の中の秘密」の2点を「日本新薬特別賞」として選出しました。入賞者には、10月に開催予定の表彰式で賞金等を贈呈します。
当社では、最優秀賞を受賞した物語をもとに、絵画部門の最優秀賞を受賞したなめかわまいさんが絵をつけた絵本3万冊を制作し、今年10月の完成を目指します。出来上がった絵本は、全国の小児科医院などの医療機関や公共施設等を通じて、広くこどもたちのもとに届けられる他、当社のホームページでも閲覧できる予定です。
第7回「日本新薬こども文学賞」受賞作品一覧
絵画部門最優秀賞作品の「チョコっとおでかけ」は、オリジナリティで包む不思議で幻想的な作品です。この他、最優秀賞1点、優秀賞として大人・こども各1点と、佳作3点、日本新薬特別賞2点が、物語部門では、優秀賞として大人・こども各1点と佳作各3点が選ばれました。入賞作品および作家は以下の通りです。
物語部門 | ||
最優秀賞 | しりたがりの おつきさま | 花里真希 |
天空のお月様が“知りたがりや”という発想が新鮮です。お月様が電車に乗る男の子を見守り、目的地に到着までを静かに語る文体に無理がなく、とても自然で、すーっと心に伝わってきました。ラストは、男の子の意外な言葉で結ばれていますが、そのユーモアのセンスも秀逸でした。最優秀賞にふさわしい優れた作品です。 |
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〈大人の部〉 | ||
優秀賞 | おでこごっちんパワー | さいとう まどか |
佳作 | あめ、あめ、1・2・3 | なな |
佳作 | ぼくがかいた青い鳥 | 木村 あぐり |
佳作 | 雲のくう太 | 石井 洋充 |
〈こどもの部〉 | ||
優秀賞 | ふしぎなコンビニ | 冨川 晴名 |
佳作 | 花火の魔法 | 水瀬 月乃 |
佳作 | 子ねこのコトラの川作り | タイガーペン |
佳作 | 白くんのもようがえ | 武田 遥菜 |
絵画部門 | ||
最優秀賞 | チョコっとおでかけ | なめかわ まい |
優秀賞(大人の部) | りぼんちゃんのおつかい | マスダ カルシ |
優秀賞(こどもの部) | 金色のしば犬 | 天野 美祈 |
佳作 | きみは だあれ? | 小沢 夏美 |
佳作 | 雨がふってきたので | きたがわ じゅり |
佳作 | 虹色のキリン | 中島 優一朗 |
〈特別賞〉 | ||
日本新薬特別賞 | ひとりじゃないよ | 山本 祐佳里 |
日本新薬特別賞 | 深い森の中の秘密 | 北岡 にこ |
以上