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NEWS 2016
静脈注射用鉄剤「Monofer®」ライセンス契約締結のお知らせ
日本新薬はこのたび、ファーマコスモス社(Pharmacosmos A/S、本社:デンマーク ホルベック市、社長兼最高執行責任者:Lars Christensen)が開発した、高用量の静脈注射用・鉄欠乏治療剤「Monofer®」(以下、本剤)について、日本を対象とした、本剤の独占的開発権および独占的販売権を取得しましたのでお知らせします。
本剤は、鉄欠乏性貧血または鉄欠乏に対する治療を適応として、ヨーロッパを中心に世界34カ国で発売されています。
鉄欠乏では、細胞のエネルギー生成不足により疲労感や頭痛、動悸や息切れなどの症状が現れますが、その原因は、過多月経や産後の出血、消化管出血、あるいは慢性腎疾患などさまざまです。
本剤は、三価の鉄を、安全性の高い糖であるイソマルトシドと強力に結合させた、画期的な静脈注射用の鉄と糖の複合体であり、既存の注射鉄製剤と比べて少ない投与回数で必要な量の鉄を安全に補充することができます。
当社では、女性に多い鉄欠乏の治療剤は、婦人科領域のニーズに合致する品目と考えています。本剤をできるだけ早期に医療現場に提供することで、鉄欠乏由来の症状に苦しむ患者さんの治療に貢献できるものと期待しています。
【ファーマコスモス社について】
デンマークに本社を構えるファーマコスモス社は、人用及び動物用の静注鉄剤と糖に関する研究開発に50年以上の歴史を有する一族経営の国際的ヘルスケア企業です。
研究志向の企業として、ファーマコスモス社は鉄欠乏及び鉄欠乏性貧血の患者さんに貢献する研究開発プログラムに注力しています。世界では鉄欠乏性貧血の患者が10億人を超え、毎年18万人が死亡すると推定され、世界的に大きな健康問題の一つとして数えられます。
ファーマコスモス社は、北欧、イギリス、アメリカに子会社を有し、製品は世界80カ国以上で販売されています。製造施設は、デンマーク当局およびアメリカのFDAにより認可されています。
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