活動報告

活動報告 2025

2025年09月25日
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「日本新薬☆きらきら☆eスポーツ大会2025」&「座談会~家族の声を聴こう~」を開催しました




当社は2022年より、身体機能にハンディキャップを持つ方(以下、プレイヤー)を対象に、視線入力ソフトウェア「EyeMot」を用いたeスポーツ大会を開催しています。今年度は、13名のプレイヤーに加え、社員の子どもや硬式野球部の選手も参加し、これまで以上に多様性に富んだ大会となりました。試合は、誰もが同じ条件で真剣に競い合い、白熱した展開となりました。日常生活の中で競い合う機会が少ないプレイヤーにとっては貴重な体験となり、プレイヤー本人はもちろん、ご家族にとっても嬉しい時間となりました。

大会後に行われた座談会では、日常生活や子どもの通学に関する悩みなど、普段なかなか話す機会のないテーマが語られました。相談の糸口を見つけにくい状況においても、「自分から発信すること」が同じ境遇の方々とのつながりを生むきっかけになることをあらためて実感し、積極的な発信の重要性を認識する場となりました。

参加者からは、

●自宅からのオンライン参加が可能だったので、娘も参加することができ、夏休みの素敵な思い出が一つ増えました!娘はもちろん、親にとっても全力でわが子を応援できる嬉しい時間となりました。

●日本新薬野球部の皆さんがユニホーム姿で参加してくださったことで、より臨場感が増して、皆嬉しかったと思います。試合展開に思わず「大人げない社会人野球部に負けるな!」と当事者チームを応援しましたが、忖度なしで真剣勝負していただけることも、私たちにとってとても嬉しかったです。

などの感想が寄せられました。
 
参加されたプレイヤーの皆さんにとって有意義な時間となったのであれば幸いです。
当社は今後も、「くすりの提供だけではなしえない患者さんの心に寄り添った活動」に取り組みます。


大会概要


■イベント名:「日本新薬☆きらきら☆eスポーツ大会2025」&「座談会~家族の声を聴こう~」
■開催日時:2025年8月6日(水)13:30〜17:00
■プログラム:ゲーム① 誰でも野球盤
         ゲーム② 誰でも徒競走
         ゲーム③ チーム対抗対戦ぬりえ
         座談会~家族の声を聴こう~
■協力:岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 伊藤 史人先生(EyeMot開発者)
      伊藤史人研究室/島根大学 総合理工学研究科 荻巣 光 ほか


【EyeMoTについて】
肢体不自由の重度心身障がい児・者が、目でPCを操作する視線入力装置を使い、ゲームを通じてトレーニングを行う視線入力訓練ソフトウェア。これまで意思を伝えることができないとされてきた重症児が、画像を認識できる、文字の入力が可能になるなどの成果をあげており、特別支援学校や重度障がい者を抱える病院などにおいて導入されている。第44回NHK日本賞2017クリエイティブ・ フロンティア部門 最優秀賞を受賞。