活動報告 2025
World Duchenne Awareness Dayに合わせた啓発イベントを開催
毎年9月7日は、World Duchenne Awareness Day(WDAD:世界デュシェンヌ啓発の日)です。この日は、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)やベッカー型筋ジストロフィー(BMD)に対する理解を深め、患者さんやご家族を支援するための啓発活動が世界中で行われます。WDADのシンボルである赤い風船には、「病気を空高く飛ばしてしまいたい」という願いが込められています。
2025年のテーマ「Family: the heart of care」では、患者さんの生活における家族の重要な役割に焦点が当てられています。
日本新薬はこの趣旨に賛同し、赤い風船を掲げた写真を撮影しました。さらに、2025年のテーマに合わせて、社内イベント「こども参観日*」と連携し、社員の子どもたちにも参加してもらいました。本取り組みは、社員とその家族にとってDMDやBMDへの理解を深め、患者さんに寄り添うことを考える貴重な機会となりました。
* 会社紹介や職場見学を通じて、社員の子どもたちに日ごろの仕事を知ってもらうことを目的としたイベント。
私たちは、「人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」という経営理念のもと、医薬品や機能食品事業を通じて社会に貢献するとともに、「子どもの未来への貢献」をマテリアリティの一つに掲げ、積極的に取り組んでいます。今後も、製薬企業として優れた医薬品を提供するだけでなく、社会貢献活動を通じて、社会や地域の持続的な発展に貢献してまいります。
<ご参考>
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)/ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)
DMDは主に男児に発症する進行性の希少疾患で、筋力が徐々に低下し、最終的には心臓や呼吸機能にも影響を及ぼします。BMDは同じ遺伝子異常によって生じますが、症状の進行は緩やかで、発症年齢や重症度に幅があります。