骨髄異形成症候群(MDS)を知る

骨髄異形成症候群の予後と予後予測について

「予後」とはMDSの進行および急性骨髄性白血病への移行リスクといった今後の経過を意味します。MDSの予後に大きな影響を与える因子(予後因子)を点数化し、その合計点数によってリスク分類することで予後を予測することができます。予後予測は、現在の病状を知り、今後の治療方針を決定するために非常に大切な情報となります。代表的な予後予測システムには、IPSS(International Prognostic Scoring System : 国際予後判定システム)とIPSS-R(Revised IPSS : 改訂IPSS)があります。

IPSS

■予後因子の点数化

IPSS 予後因子の点数化

■リスク分類

IPSS リスク分類

IPSS-R

IPSSの改訂版です。予後因子が5つとなり、5つのリスク群に分類されています。

■予後因子の点数化

IPSS-R 予後因子の点数化

■リスク分類

IPSS-R リスク分類